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6-3.
本日は2話投稿します!
柔らかい布の感触。優しい温もり。
ふわっと漂う、洗剤のような清潔感のある香り。
「……ん、いい気持ち……」
柔らかい何かに頬を寄せ、心地よい香りに深く息を吸う。
うっすら目を開ける前に、わたしは自分の体勢に気づく。
あれ? 何かに抱きついてる……?
右手が……誰かの肩に回ってる?
右足も……膝のあたりに?!
ゆっくり目を開けると……
首、胸板、そして――
「君って、寝てる時は大胆だね」
頭の上から聞こえた、寝起きの声に心臓が飛び跳ねた。
「な、ななな……なにしてるのわたしぃぃ!?」
起き上がろうとした瞬間、腰に回された腕に引き寄せられた。
「朝だから、もう少しこうしていたいんだけど。ダメかな?」
甘えるような声にドキッとする。
何で、何で、何で…わたしは王子と寝てるの?
とりあえず、王子に抱きついていたわたしの右手と右足は自分の方へ寄せておく。
今まで男の人とこんなに近づいたことはないし、ましてや抱きついて目覚めるなんて、いきなり難易度高すぎない?
しかも、ドキドキしてるのわたしだけ?
王子はなんでこんなに落ち着いてるの?
悔しい〜!
さすが、こういうことに慣れてらっしゃるわ。
2話目は21時に投稿します。




