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冒険者教育論  作者: ゆきつき
2章熱血体育祭、文化祭
19/30

18.ペア決め

「え、まさかフォーセさんも、」

「…まあ、ダンジョン探索の時に、案外コンビネーションが取れたから」

「そ、そんなぁ」


「ん、んん。あ、おはよ、アロウ。……、え、フォーセさんも俺の起床に同伴されてる、だと?まさかねとらぶふぉ!」

「空気読め、ヘンタイ!」


 なんか寝起きそうそう、平手打ち喰らったんだけど。え、俺そんなに悪い事言った?ってかまだ言って無いじゃん、悪い事。


「えーっと、話を整理しよう」

「ヴァンがややこしくしたんだし」

「え、えーっと。生理かなばっふぁろー!」

「黙れヘンタイ」

「ごほん。まず、俺が目を覚ますと、そこには美女と幼馴染が。なんで?」

「そもそも今、どんな時間が憶えてるの?」

「いや、体育祭の、二人三脚(笑)のペア決めで、どーせ俺なんかとペア組んでくれる人なんて余りもんだろうし、その人が出てくるまで待とうかと思って寝てたんだけど」


 なにかおかしな事を言っているだろうか。

 そう、この仮眠はいわゆる、戦略的睡眠で、さっきの10㎞走で使った体力の回復と言うか。まあ別にあの程度なら息切れ一つ起こさないけど。

 まあこれ以外にも、寝たのには理由がある。リヒトが女子人気が高かったのは承知の上だ。でもああして女子のたかられてるところを見ると、なかなかにショックを受けた。そして気の置ける友人的ポジション兼同じ穴の狢であるアロウに縋ろうとした結果、あっちはあっちで人気者だったから、余計にショックを受けた。

 結果、現実から目を背ける為に、寝た。嫌な事から逃げ出して、何が悪いんだよ!


「で、なんでお2人さんは俺の目の前にいるんです?まさか、私はもうペアできたけど、君はどう?って煽りに来たのか?いくらアロウと言えども、そんな煽りをするような奴なら絶交だぞ、絶交。まあアロウの父さんにま成人するまでお世話されるつもりだけど」

「後半のは聞かなかった事にするわ」

「いやでもアロウがそういう風に煽るなら」

「そんなんじゃなくて。えーっと」

「私とペアになってほしい」

「ちょ、抜け駆け」

「( ゜д゜)」


 え、聞き間違い?違うよね?流石に寝起きで聞き間違えたって線は低いよね。


「えっと、アタシもまだ、ペアが決まってなくて。よかったら、」

「どっちを選ぶの?」

「え、えー」


 なんと言うかですね。さっきの先生の煽り方といい、今のこのどっちを選ぶという言葉チョイスといいね、なんか告白されてる気分。とても嬉しい。けど半面、まわりの男子からの視線がクソ痛い。あのちんこの写真が出回った時以上に視線が痛い。


「えーっと、」


 そして、こういう場面に陥って初めてわかった。漫画とかで2人同時に告白する、みたいなシチュエーションあるけど、これされるほう、滅茶苦茶いたたまれないというか、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。だって片方は振る訳じゃん?にもかかわらず相手の気持ちは知ってる訳じゃん?めっちゃ切ないじゃん?

 まあこれ、告白じゃないんですけど。

 そして俺の答えは決まっている。

 できるなら、フォーセさんにアロウに残った人の3パターン書いてみたい。

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