作詞について
デモ曲の提供に先立ち、作詞家の方の紹介もありました。
作詞者については見積もりの段階で、制作会社が契約する人に依頼するという話でしたので、私から口を出す機会はありませんでした。会社によっては、デモと同様に何人かから選択する、なんていう形式だったりするかも知れません。
今回紹介された作詞者の方について、私は寡聞にして存じ上げなかったのですが、平成最後の夏のコミックマーケットなどでも精力的に活動されていた方でしたので、不満はまったくありませんでした。
むしろ無名だろうと駆け出しだろうと、主旨に賛同してくださるのならドンと来いという構えでしたので、何の問題もありません。なんなら依頼先の検討段階では、駅前で歌っている歌手志望の方とかにお願いできないかなーなどという選択肢も考えていたくらいです。
なんかこう、上手いこと踏み台にしてもらえたらなぁと。私の作品では大した宣伝効果はないでしょうけども、きっと、次の一段を上る準備運動くらいにはなるはずだと。
実際の作詞については、例えばこのキーワードは入れて欲しいとか、逆にこの言葉は入れないで欲しいとか、そういうのを伝えておけば良いかと思われます。
私の場合いくつかNGワードを指定させていただきました。特にアウトなのが明確なネタバレで、小説を読んでから知ってほしい内容が歌詞から分かってしまうというのはダメだということだったのですが。そこは流石プロ、上手く臭わせる程度に留めた歌詞に仕上げてくださいました。キャラクターの関係や心情、願い。作者としては身震いするほど完璧にまとめられ、ああ自分で書かなくて良かったなぁと安心しました。