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瓦礫の塔  作者: 葵悠
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Episode.2-4

結果を言うと、俺は小さいハゲのおっさんにボッコボコのボコにされたのだ。




「ふむ、悪くねえな!」


ドワーフのおっさんはカッと笑いながら言った。


全く歯が立たなかったが悪くなかったらしい……どこが?


「よかった。じゃあ事務は頼むね」


ヤウカイロウはそう言うと俺に手を差し伸べ、引っ張り起こしてくれた。


なんだか俺の理解していないところで壮大なストーリーが展開している気がする。


「あぁ、他のメンバーは?」


ドワーフのおっさんの質問に答える者はいない。


「おい、ギルド発足の最低人数は5人だぞ」


ドワーフのおっさんはジトーとヤウカイロウを見る。


「……ここからはマスターの仕事だよ」


パシッと背中を叩かれた。丸投げ……


というか、ギルドを設立しようって話だよな。マスターって、俺、ギルドマスターになるの?


ギルドマスター……悪くない。


塔を攻略していく中で仲間を集め、俺自身が最前線で活躍する冒険者でありながら、多くのメンバーを統率するギルドマスター。


かっこいい。


そうか……そうだ。これだ。これだよ! 俺が求めてたものは!


塔に来て良かった。


俺はここで夢を掴むぜ!

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