十二話
新年号決まりましたね、きっと年号が変わるまでには完結するはずです。…エタらなければ。頑張って書いていくんでこれかはもよろしくおねがいします。
「い、異世界人ですか?」
「はい。なんでも森で出会った女の人に無理やり迫って断られると殺してしまうんだとか…。護衛が付いていても化け物じみたステータスで押し切られてしまうんだとか、技術は素人らしく逃げて帰ってこれた人もいるらしいです。…ですが多くの人が殺されたようです」
「そうなんですか…まあとりあえず納品ですね、ここにハンコ押してください」
「はい…」
「…はい、大丈夫ですね。ありがとうございましたー」
無事に依頼完了のハンコを押してもらい店を出る。それにしても異世界人か。どんなチート能力持ってるのやら。それとも言っていた通り純粋なステータスでのゴリ押しなのか?
(坊主、悪いがキノコのソテーは明日に延期だ。普通の冒険者程度の能力しかないお前には異世界人とサシでやりあったら確実に死ぬ。今日は泊まりだ)
(まあ実際勝てないんだよなぁ。…仕方ないか。宿取りに行くぞ)
どっちだろうと関係ない事だ。とりあえず今やるべきことをやろう。
ーーーーーーー
「お帰り、大丈夫だった!?」
「お、おう。どうしたそんなに慌てて」
昨日は宿に併設していた食堂で肉を食べ、午前中にはギルドに帰って来るためにすぐに寝て朝早くに出発、大したトラブルもなくギルドに着いた。
が、ギルド内は何かあったのか騒々しかった。
「異世界人が現れて森に警戒態勢が敷かれたんだ。ちょうど飛鳥君が出発してから一時間後くらいにね。」
「そんな事が…で、警戒態勢になるとどうなるんだ?」
「五日間森には入れなくなるね。その間に王都から騎士団が派遣されてきて殲滅するらしいよ。で、その周辺を通る時は腕の立つ人を連れて行かないといけないらしいよ」
「なるほど…」
それほどにチート能力持ちは脅威となる存在なのだろう。確かに化け物じみた…それこそ異世界でも上位に当たるドラゴンとかよりも多分強い異世界人なんかがいたら国も対応を示すだろう。
「あっセシル先輩!と…確か飛鳥さん、でしたっけ?」
「そうです、初めまして。ええっと確か…」
「アリスです!多分自分のが年下なんで敬語はいらないっす!よろしくおねがいするっす!」
「アリスさん…じゃなかった、アリスか。よろしくな」
金髪蒼眼の後輩口調の少女、アリスが声をかけて来る。彼女については初めての依頼の帰り道でセシルに聞いていた。可愛い後輩なんだとか。
「どうしたのアリス。例の警戒態勢の件?」
「はい…依頼で少し遠出しなきゃいけなくって、それで先輩についてきてほしいんです。ほら、わたしそんなにランクが高い訳じゃないですから」
「そうだね、多分私なら護衛役には十分かな?飛鳥君も一緒に行く?」
まさかのオレに誘いがきた。こういうのに男子が混ざっていいものなんだろうか?
「別にいいよ、私は。アリス次第だけど…」
「わたしも大丈夫っすよ!むしろウェルカムっす!」
「そうなのか。なら付いて行かせてもらうとしようかな」
そんな訳でアリスとセシル、オレの3人で依頼をこなす事になった。で、気になる依頼内容はというとアリスが手に持っている依頼書には『ゴブリンの巣穴の壊滅』と書かれていた。
「飛鳥君は巣穴の壊滅系の依頼するのは初めてだよね。簡単な説明はいる?本当に簡単なのしかできないけど」
「ああ、頼む。知らなかったからといって足手まといになって言い訳ではないからな」
「よし、じゃあ話すね。簡単に言えば皆殺しの依頼だよ」
超ザックリとした説明が来た。あまりの雑さにアリスもオレも声が出なくなる。が、流石にこれじゃ伝わらないと判断したのかアリスが追加の説明を要求してくれた。
「流石に雑すぎっすよセシル先輩…」
「そ、そう?我ながら的を射た説明だと思ったんだけどな?」
その表情は「おかしいなぁ」、といった感じである。本当にそれで伝わると思っていたのか…。
「わかりやすく言うと、巣の中にいるゴブリンを全滅させるの。若かろうが年老いていようが関係なくね。で、殺し終わったら巣穴を破壊するの。そこに新しいゴブリンが住み着いたら意味ないでしょ?
あ、あと囚われてた人は出来るだけ救出する様にするのも大事だね」
「つまり討伐、倒壊、保護って事か?」
「君もザックリまとめるよね…まあ合ってるからいいけど」
「説明終わったすか?なら色々調達しに行きましょうよ!ちょうどポーション切れちゃったんですよ」
「そうだね、飛鳥君にこの街の市場見せてみたいし行こっか!」
いつも通り即決で走り出すセシル。それを急いで追いかけるオレとアリス。ずっとこういう日々が続けばいいな、と思いながら足を進めた。
そういえば最新話投稿する前に急にいろんな人が見てくれたんですけど何かあったんですかね




