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朱雀の後継者-紅原朱里

朱里は最初から違った。



六花本人に興味があった。



だからこそ。



居酒屋へ向かった。



初めて見た時。



彼女は酔っ払い客に絡まれていた。



普通なら嫌な顔をする。



怖がる。



避ける。



だが六花は違った。



「お水持ってきますね」



笑っていた。



無理にではない。



自然に。



朱里は不思議だった。



なぜそこまで他人に優しく出来るのか。



なぜそこまで笑えるのか。



だから何度も店へ通った。



話すために。



知るために。



すると気付く。



六花は誰かを救う時、


見返りを考えていない。



それが当たり前になっている。



朱里は初めて思った。



(危ないな)



優しすぎる。



利用される。



傷付く。



なのに本人は気付いていない。



その頃。



四人は定期的に連絡を取り合っていた。



「どうだ?」


玲弥が聞く。



「面白い」


奏多が笑う。



「理解不能だ」


智樹が答える。



「放っておけない人だね」


朱里が呟く。



四人とも違う答え。


桜庭六花との出会った印象

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