閑話 影竜は憤る
短いです。
『さて、そろそろ終わらせようか。』
「舐めるな!我は神であるぞ!」
我が言った言葉に、『悪諾許す神代の悪鬼』は憤る。だが、笑止千万。
『ハッ、笑わせてくれるな。ジョークのセンスだけは一流のようだな。冗談だけ言っておけば、モーガン・ル・フェイ殿によって封印されることもなかったであろうに。」
「その名を、その名を我の前で言うんじゃねぇ!」
そう言い、もはや四肢すら失われたその体で我に『悪諾許す神代の悪鬼』は襲い掛からんとする。だが、それを我は影の鎖で押さえつける。
『よく覚えておくがいい、我は主人のためならばなんだってしよう。我は、主人によって生み出されたのだから。だからこそ、貴様を許せん。主人に、誰よりもやさしきあのお方にあのような表情をさせた。あのような、悲しい行動をさせた貴様を。』
「待て、貴様何をするつもりだ!?」
「肉体は滅ぼしてやろう。だが、精神はべつだ。我の同胞とともに我は、貴様は永劫の地獄を与えよう。それが、貴様の犯した罪の償いとしれ。』
そう言い終えると、我は影を球状へと変形させ『悪諾許す神代の悪鬼』を飲み込んだ。そして、それを頭上にいる黒山羊が見下ろしている。
「メェー」
『ほう…予想はついているが…貴様らがもしも主人に手を出そうと言うのならば、我らは命をとして貴様らを殺すぞ?』
「メメメメ、メーメメメーメー!」
『何?今のところ手出しはできない?そうか、それならばいい。ところで、一つ質問をしよう。同胞達の記憶を保たせることはできぬか?原初の大母たる貴様ならば、知っているはずだが?』
我が言った言葉には、黒山羊は無言で答える。
(言うつもりはないと言うつもりか?)
『そうか。ならばいい。』
そう言い終え、我は地下冥界・第二層葬送へと戻った。
黒い山羊は一応、物語関連とだけ言っておきましょう。一応『葬送』によって生まれる宝石獣達は基本的に、経験などを保存はしておける。だけど引き出すことは性質的にも、影竜以外不可能なもんで。記憶を持って生き返ることは不可能なんですよね…まあその結果愛がすっげえ重たくなりそうに成るって言うデメリット抱えてんだけど…基本的に変世機には、生物TIPE道具TIPEの種類を問わずに心的なものが存在しています。影竜の能力や、創造経緯に関してはまた今度かな。ヒントとしては、黒王の力や変世機も結構関係してます。
(ちなみに変世機には、超越へと至った場合必ず手にするTIPEが存在してます。)
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