第三十三話 憤怒
怖い…すみませんが普通に短いです。
僕は、『悪諾許す神代の悪鬼』が住むという『氷獣山脈』の麓にある洞窟へと向かって歩いていた。
(許しておくわけには行かないし…そもそもの話が気に入らない。生き方も、在り方もそのどちらも気にいる要素が一切ない)
そう断じながら歩き続けると、ようやく『悪諾許す神代の悪鬼』が住む洞窟へと到着した。そしてそこで目に入ったのは、玉座に座る『悪諾許す神代の悪鬼』と地べたに直で寝ている女性達だった。
そして、僕の正面にいつものウィンドウが現れる。
『深度7『悪諾許す神代の悪鬼』が出現しました!』
「さて端的に言おうか。お前を、殺す。」
「随分と狂っているな!人間よ!」
会敵した瞬間、僕は『灰塵の剣』を構えそいつを切り刻んだ。
「ガァァァァ!」
「再生するんだね。お前のせいでなぜあの人たちが苦しむ?お前のせいで、なぜ幼児が母と離れて暮らさねばならない?理解できない。許しておけない。放置することは、断じてできない。だから、ただただ淡々とお前を斬り殺そう。仲間がいるかもしれない、切り刻もう。叫び声を上げるといい。仲間を呼ぶといい。そいつもまた、斬り殺してあげるから。」
(こんなに怒ったのは、久しぶりだな。)
「舐めるガァァァ!」
「誰が喋っていいと言った?誰が口を開いていいと言った?お前に許されているのは、叫び声をあげ許しを乞う。それだけだ。」
そう言った僕の声は、我ながら本当に自分が発したのかと疑うほどに黒かった。そして、グラムを下の形状に戻し再生する箇所に突き刺そうとしたその瞬間、影が止めた。否、影の形をした竜が止めたと言うべきだろう。僕が知る限り、それができるのは開発段階の…
『主人、それ以上はおやめください。このものを殺すのは我で十分です。』
「…随分と遅いお目覚めと言うべきかな?影竜」
『ハッ。つきましては、主人にご挨拶が遅れたことと目覚めが遅れてしまったことにここに付してお詫び申し上げます。』
「構わないよ、それよりも影を退けてくれないかな?そいつを、殺せないから。」
『それはできませぬ。貴方様は、そちら側に行くべきではない。』
そう言った彼の目は、生まれたばかりとは思えないほどに澄み切っていてそして何よりも真剣な面持ちだった。
「はあ、わかった。追い詰めてもいいけど、止めは僕がさす。その後の死体は好きにしていいよ。こいつにはもう、興味も尽きた。女性達を連れて山を降りるよ。」
『承知いたしました。感謝の極みにございます。』
そう言うと、彼は自らの力を確かめるかのように影を変形させ『悪諾許す神代の悪鬼』へと攻撃を仕掛けた。そして、僕は対抗する手段をなくすため僕は、『悪諾許す神代の悪鬼』の再生しかけていた四肢を『黒天鍵』で切り裂き女性達を抱えて、下山した。
そりゃこんな恐怖の大魔王みたいな行動されたら、フレーバーテキストもああなるよなー(つうか、やってること変身前の相手攻撃するみたいな感じだったんですよね…やっぱ『灰塵の剣』無法だわ…空間とか遮断したら意味なくなっけどそれができるのが魔術極めた相手とかだかんなー)
ちなみに、ソロモンをここまで怒らせたやつとかは基本的に国の有力者とかだけど首刎ねられたり社会的抹殺されたりしています。
あ、ちなみに明日は影竜視点での話をします。
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