閑話 走れ運営
運営は激怒した。必ずや、かの邪智暴虐の自分たちに苦心させるコードRたちを除かねばならないと決意した。運営たちには政治がちっともわからぬ。運営たちには、バランス調整もできぬ。だが、一角の運営であると言う自覚はあった。だからこそかのものたちを許しては置けぬと覚悟した。だからこそ、そんな彼らたちが行ったのは
「やっちまえ!」
「そんな奴ら倒しちまえ!」
「あなたがナンバーワンよ!」
モンスター任せであった。(ちなみにそんな姿を見たアリスからは、『一角の運営であるという自覚はどこに行ったのかしら…?』というコメントが寄せられていた)
「てなふざけるのは置いておきまして、どうしますか?チームリーダー、正直言って結構やばいっすよ。このままいくとエンドコンテンツとしてやばい奴らがポンポン出でくることになりますし…つうか現状で言えば、モーガン・ル・フェイ倒せるやつほとんどいないんすけど。いたとしても、チームリーダーがコンセプト作ったあの24体のバケモンどもくらいですよ。」
「ああ、正直言ってモーガン・ル・フェイは最終版で出てくるお助けキャラみたいな役割で作った。だからこそ…あんなバケモンみたいな状態になってるわけだがなあ!あれで全盛期の十分の一ってマジかよおい!マジで強くしすぎちまった…」
「まあ何せ、『指輪の王様』と『聖剣戴きし王』の二人がかりでやっとこさ国滅ぼせたようなバケモンどもの女王勤めてたくらいですからね。それも実力でボコボコにして。そもそもの話が、現時点で目覚めてんのチームリーダーがご執心の『絶対皇龍』くんくらいですからねー」
そう言いながら、チームリーダーに話しかけた一人は空を覆うほどに巨大でなおかつその巨体に見合わない俊敏さそして、圧倒的なまでの火力を備えた竜のことを思い出しながらいっていた。
「そもそもの話が、あいつらが目覚めるの最低でも大陸が騒乱に包まれた後の話っすからねー。まあ、それを起こしそうな『評議会』か東方大陸の『武家』どもが今はどっちも序列持ちのせいで手一杯っすから。目覚めたとしても『大陸間戦争』が完了した後でしょうね。」
「ああ、だがもう一つの勢力忘れてんぞ。」
「え?その二つ以外に何かありましたっけ?確か、中央大陸の王様は『指輪の王様』っすけどアレもまだ休眠中ですし…」
「それ以外で最もタチが悪い奴らだよ。」
その言葉を聞いて、彼は最悪そうな表情をしながら思い出していく。まあそうだろう。あの種族は騒乱を愛し騒乱に愛されたようなもの。世界で最悪の愉悦犯としか形容し難い生物そのもの。
「うっわあそういやいましたね、世界で一番タチが悪い魔人とかいう愉悦を追い求めるためだったらなんだってするぜ!って感じの奴らが…」
「ああ、可能性としてはあいつらが何かやらかしてあいつら目覚めさせそうなことが一番心配だ…まあ目下心配なのはそれじゃないけどな!」
「あーチームリーダーコードR達が『U・B・M』と会いました。」
「もう知んない!俺は夕陽に向かってダッシュする!!!!!」
「ここデータ空間ですよ…?」
そんな一人の呟きを聞きながらも、チームリーダーは脱獄するかのように窓をぶち破り外に出ようとする。まあ当然、そんなことを許さまいとチーム一丸となって止められたのだが…
普通にAI達が完全に権力握ってきてんですよね…ちなみに、魔人どもはどこぞの愉悦部くらいにはタチ悪いです。
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