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第二十八話 レベリング

「さて、ここいら一帯は制圧が完了したかな?」


僕はアンデッドの軍団に襲われながら、命を落としていくダンジョンのモンスターたちを見ながら呟く。僕は、今モルガンとベロボーグたちを連れてダンジョンに来ている。


創造主様(マスター)、もうすぐ厄介な敵が現れるかと思われます。ここまでの百層まで経験してこなかった反応です。」


「なるほど、我としたことが失念していたな。ロムルス、気をつけろ。『フロアボス』だ。」


「何なんだいそれって?ここまでは一度も出現してこなかったけど。」


「百一層と十の倍数の数の階層にいるモンスターを掃討すると出現する、一種のダンジョンの主人それの簡易版のようなものだ。だが、簡易版とはいえ中々に強力だ。油断はできん。」


「なるほど、それじゃあアンデッドたちは下がって!ベロボーグと僕、そしてモルガンは前に出るよ!」


その言葉を聞いたモルガンたちは少しばかり、疑問に思ったようだ。


「それはべつに構わんが…ロムルス、貴様であればいかに『フロアボス』とはいえ一人で討伐できるのではないか?」


「モルガン様の意見を肯定します。創造主様(マスター)、少々おかしいかと。貴方様であれば、魔術を1発放つだけでも容易に勝てるかと思われるのですが。」


「いや…それがさあ。…さっきアンデッドたちにバフかけたじゃん?」


「はい、それぞれのステータスを100%あげる素晴らしいバフでした。」


あ、やっぱベロボーグには効果とかわかるんだ何でだろうなーこの子主な役割はアタッカーだったはずなのに、何でかわかんないけど万能系になってきている感じがするなー。


ど う し て こ う な っ た


「あれで、全部の魔力使い果たしちゃったんだよね!」


その言葉を聞いたモルガンたちは、ため息をつき頭に青筋を浮かべながらも現れる『フロアボス』に相対する。


「まあいい、二人とも下がっておくがいい。ロムルスが、魔術で一切役に立たないとあらばここは我が力を見せるとしようか。」


「本当にお一人で?」


「本当に大丈夫なの?君が手強い相手となると、少しばかり難しいんじゃないの?」


「舐めるなよ、手強いと言ったのは全力を出せない状態の貴様らにとっての話だ。あの程度の敵、話にならぬわ。」


そう言い終えると、彼女は杖を取り出し現れた『フロアボス』に向けた。その『フロアボス』の名は

『ゴブリンナイト』


(何ともまあ…テンプレな名前だね。少々親近感すら覚えてしまうよ。)


「繋げ『黒血の鎖(コード・ジェイル)』」


その一言で、ゴブリンナイトの足元に赤黒い鎖が現れゴブリンナイトの動きを阻害する。だが、さすがは『フロアボス』と言ったところか彼女の拘束に少しばかり抗わんとしている。だが、


「これで終わりと行こうか。仰げ天へと至りし竜の姿を。『血魔陣・灰龍(コード・アッシュ)』」


その一言でゴブリンナイトの周りを覆うように円上に魔法陣が展開され、そこから灰色の龍が現れゴブリンナイトを焼き尽くした。


「ハハッすごいや。さすがとしか言いようがないかな。」


「お見事です。モルガン様。」


「ハッこの程度、余裕だ。」


モルガン普通にご機嫌です。ちなみに、モルガンが今回使用した魔術はモルガンが第三話で使った魔術のワンランク下の魔術です。(威力倍近く違うけど)

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