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第二十七話 手に入れたものの使い方とこれから

「さて、どうしたものか…」


僕は、ベロボーグとアキレウスと話し終えた後領主の館に戻り執務室へと入った。そして、一際大きい机の上に手に入れた心臓を置き内容を確認する。

そこには、こう書かれていた


『炎天の剣持ちし落焔の巨人(スルト)の心臓』

『生物にとって、最も重要な器官にして核たるもの。この心臓は、原初の炎と同じ根源を持つものであるが為絶えず鼓動し続け莫大なエネルギーを創造し続ける

能力:Unknown

一定条件を満たすすることによって、閲覧可能になります。』


(なんともまあ、抽象的。しかも、Unknownってなんなんだ?とりあえず、『地下冥界・第二層葬送シバルバーフーネラリエス』にぶちこんどくか。あそこだったら解析ができるだろうし。それに…うまくいけばあれも実用段階に行けるかもしれないしね。)


そんなことを考えながら、もう一つの『炎天の剣持ちし落焔の巨人(スルト)』を討伐したことによる報酬を確認する。


灰刃の剣(グラム)

『かつて、炎天の剣持ちし落焔の巨人(スルト)が振るったとされる剣の切れ味をそのまま有しており刃を灰や塵状に変換でき、それら全てが元々の切れ味を有している。』


「これもこれでまた…扱い辛い能力だね。だが、罠などに使えそうだ。さて、色々と問題はあるが…当面はダンジョンに入って『変世機(ウヌス)』の『位階(ランク)』をあげることと、レベリングそして戦力増強が最優先だね。」


(一番優先すべきは、モルガンの力を取り戻させることかな。だけどそれには僕のレベルアップが欠かせない…うん、それと同時並行で『火の巨人(ムスペル)』たちが来た方角に対する調査も進めておこう。アンデッドの一団を派遣するとして、他にするべきことは…)


「この『特殊職業』につくことかな。」


そうぼくは、眼前にあるウィンドウを見ていった。そこには


錬金王ロードレス・アルケミスト

前提条件:錬金術師のレベルが500以上、魔術師系列のレベルが500以上であり、なおかつDEX(器用さ)が5000以上で魔力が700以上であり、錬金術によって新たな物質または生物を創造することによって就職用試練が解放される。』


「ふむ、よくもまあ今までの人たちはこれをクリアできたな…方法を知っている身としてはまあ納得と言えば納得だが。だが、現時点では難しいね。少しばかり時間が必要だ。少しばかり、レベルアップをしなくては。」


「ほう、新たに『特殊職業』に就くつもりか?」


「あれ?モルガン来てたんだ。うん、今のところそのつもりかな。『黒王(チェルナボーグ)』も一応強力と言えば強力なんだけどね。如何せん少しばかりピーキーと言うか。そこら辺は加味した上で僕に一番最善の職業を選んだんだ。」


「なるほどな。納得がいく。ところで、ロムルス一つ聞いていいか?貴様、またダンジョンに潜るつもりか?」


珍しいな。モルガンが、ダンジョンについて聞いてくるなんて。彼女に以前聞いたときには、面倒くさそうだから行かないと言っていたのに…


「うん、レベリングが必要だからね。」


「なるほど、確か貴様のレベルは…」


「うん、2000だよ。もう少しばかり魔法職系列を上げたいんだよね。何かヒントとかくれないかな?」


僕はそう言ってモルガンにステータスを見せた。



個体名 ロムルス

種族名 万魔の吸血鬼

職業 『黒王』

   『錬金術師』

   『黒魔術師』

Lv   2000『黒王1000Lv錬金術師500Lv 黒魔術師500Lv』

HP 500


MP(魔力):8000





STR(攻撃力):2000







END(耐久力):2000







 DEX(器用):9000








AGI(速度):1500







LUC(幸運):8


「ふむ、そうだなもう少しAGIやSTRに振った方がいいのではないか?貴様も一応、剣術を扱えるわけだし。」


「うーん確かになー僕も普通に計略も駆使するけど白兵戦も必要になるだろうからなー」


「だとしたら剣術関連に関わるSTR やAGIへ振って少し過剰とも思えるMPやDEXを減らせばいいのではないか?それとHPも少しばかり増やしたらどうだ?この程度の耐性では、すぐに死ぬだろう。」


「それもいいね。」


「だが一応言っておくが、忘れるなよ。お前のそれは、お前の成長そのものだ。故に、重要なことはお前自身で決めろ。」


「…ハハッわかったよ。了解した。」


「それならばいい。」


そうして、モルガンにヒントをもらいながらステータスを振り終えた。

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