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第二十四話 地に埋もれるもの2

(すごいな、まさかこれほどまでにでかいものが眠っているなんて。というか、この空間は一体何なんだ?それにこの巨大な骨は?どうやったら、こんな大きなものを倒すことができるんだ?)


僕が降りた空洞には、一つの巨大な遺骨があった。これまで見てきた全ての動物よりも、攻撃的な鋭い爪そして鋭い牙それを備えながらも悠然としているかのようなその遺骨は、まるで、


「フェンリル?」


「ほう、詳しいな。」


僕が呟いた言葉に、奥から声が聞こえる。そして、足音が聞こえる。段々とこちらに向かってきているようだ。そして、心なしか『パチパチ』とものが燃えるような音も聞こえる。

そして、奥から現れたのは一人の炎を纏った巨人だった。


「ほう、女神の愛し子。世界を変えるために投じられたカオスシステムか。しかも何やら特殊そうだな。一人のはずなのに、なぜか数万もの気配を感じる。」


「あなたは?」


「我が名は落焔の巨人(スルト)。炎天の剣を携えた一人の剣士であり巨人である。そして、我が友の遺体を守り抜くことをここに誓ったものである。さあ、貴様がここにきた目的を言ってもらおうか。」


(冗談としか考えられないね。そもそもの話スルトはラグナロクで世界を焼き尽くし最後は自らの炎で、焼け死ぬという伝承のはず。まさか、ラグナロクが起こってないのか?いや、だとしたらフェンリルが死んでいることに説明がつかない…

正直言って、あんまり下手を打てば上にあるクラムボンごとドカンと行きそうな気配はある。というかこの手の質問する人って嘘か誠か判別つくだろうし…)


僕は覚悟を決めて、正直に落焔の巨人(スルト)へ目的を言う。


「僕がここにきたのは、力を手に入れるためだ。そのために、フェンリルの遺体を貰い受ける。」


「クハハハハ!いいな、面白い。我の眼前で我の殺気に晒されながらも真実を話すか。いいだろう。持っていくがいい。だが、我に勝ってからの話だがな!」


その瞬間、僕の眼前に一つのウィンドウが現れる。


『深度6 U・B・Mユニークボスモンスター『炎天の剣持ちし落焔の巨人(スルト)』が出現しました』

                                               

「ウッソだろおい!深度6!?いくらなんでもぶっ飛びすぎだろうが!」


「我は炎天。我は敗北者。我は墓守。我は守れなかったもの。我はムスプルヘイムのかつての王。いざ尋常に。」


その一言で、強烈な熱波が放たれる。その熱波で周囲の岩が溶解する。このままだとまずい


(クッソこれやるしかねえな。最悪もいいところだけど…上にはクラムボンがある!)


「西方大陸序列第一位『黒王(チェルナボーグ)』ロムルス。いざ太平を脅かさんとすものに鉄槌を。」


「いいだろう、若き王よ!さあ、かかってくるがいい!」


「ああ、最初からそうさせていただくよ。我は死なり。我は発展なり。我は進歩なり。我は歩み続けるものなり。汝、地下にありし大監獄。汝罪人を凍らせる棺桶よ罪人が参ったぞ。開け、地獄の門。

地下冥界・第二層葬送シバルバーフーネラリエス』」


僕が放つは、今までダンジョンに潜っていたことで解放された『地下冥界(シバルバー)』の新たな力。その力は()()()()()()()()()


「何をした?」


「あの場でやっていれば、きっと僕の部下や民衆に怪我人が出た。だから場所を移させてもらったよ。さあ、やろうじゃないか『炎天の剣持ちし落焔の巨人(スルト)』ここに誓っておこう。()()()()()()()君を倒す。」


「いいだろう」


筆者としましても、普通にこの能力2番目くらいには馬鹿げてんなーとも思っております。

(一番は白紙の物語あれは理論上無限に成長できっから。)

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