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第四話 混沌賛歌の序曲:構成決め

ちょっと普段よりも短めです。

「さて、とりあえず聞いておきたいんだけどモルガンは一体どんなことをすれば力が復活するわけ?」


僕が先に知っておきたいのは現時点における僕の唯一の臣下であり僕よりも強い彼女の力がどのようなことをすれば復活するのかということだ。


「正確にいうのならば我の場合は復活ではなく成長といった方がいいのだがな。我の場合はまあ普通の人間たちと似たようなものだ。生物を殺せば強くなる。相手が強ければ強いほどさらに成長できるという感じだな。だが、普通の人間と違う点が一つある。それは、強くなるのに最も効率的なのは人を殺した時だ。」


「へぇ、なるほど。だとしたら、うん。これがいいかな?いやあの考えもいいかもね。いや、一番はきっとあれだろうね。」


「いったい何を考えている?そして何をするつもりなんだ?」


僕が一人だけで思考を終えようとしていると、何やら不満に思ったモルガンが僕に対して質問してきた。まるで猫のようである。


「強いていうのなら、虐殺?いや全員を倒すから鏖殺と言った方がいいのかな?」


「鏖殺か、なるほどな。だが、その人間たちはどのような場所で殺すつもりだ?そもそも大量の人間はどこから集めてくるのだ?」


「まあ、そこら辺はうまくやるさ。とりあえず僕の予想が上手くいけばかなりいいことが起きる。だけど、それ相応のリスクも出てくるだろう。それでもやるかい?」


その言葉にモルガンは冷笑を浮かべながら答える。


「愚問だな。万事問題はない。」


「そうか、それならよかった。ところで質問しておきたいんだけどモルガン、この『霧の島(アヴァロン)』はどの大陸に位置しているんだい?」


「この場所は常に移動し続けているからな。体感だと今は西方大陸にいると言ったところだ。」


モルガンが言ったその言葉は、僕にとって福音のようなものであり最も望んでいるものだった。


「はは、いいね。最高だ!これだとプランAでいけるだろう。それじゃあまずは下準備をしよう。そのために、ここから脱出するとしよう。さあ、面白くなってきたぞ。」


「ふむ、それほどまでにか?まあいいだろう。とりあえず、急いでここを出たいのだが。」


「それもそうだね。早めに脱出する事に越したことはない。急ごうか。」


そう言って僕は、モルガンと共に外に向かった。




「ふむ、やはり感慨深いものがあるな。」


「へえ、何年ぶりかは知らないけど久しぶりの自由というのはどんな時でもいいものなんだろうね。僕は自由なんてものとは生まれてこの方知らないけど。」


「そうか?我から見ているとお前はどちらかというと自由を謳歌し続けているように見えるが。」


「いいや、僕は自由じゃない。僕は人によって作られたものだ。だからこそ何か大きなことを成し遂げなくては僕は死んだ時、確実にその作った人たちが行ったことの文字列に一文だけ置かれる程度で終わってしまうだろうからね。」


その言葉を聞いたモルガンは少し驚いたような表情でそれでいて悲しげな顔で謝罪する。


「そうか。ホムンクルスに類する存在であったとはな。すまなかったな、少し節度がなかった。以後気をつけよう。」


「別に、そんなことで怒っている訳でもないよ。それでいて焦っているわけでもない。さて、楽しみになってきたなあ。本当に、混沌が始まりそうだ。ああ、とっても楽しみだ。」


「お前はあれだな。どちらかというと顔などは善人よりだが、性根などはどちらかというと小説などで真っ先に主人公たちに殺されそうな輩みたいだな。」


「うっわぁひっどいなあ、いくら僕でも流石に少しそれは傷つくんだけどなあ。まあいいや。脱出してそうそう悪いんだけど早めに寝させてもらってもいいかな?僕が見張っておくべきなんだろうけど。」


「それに関しては心配いらん。脱出したとはいえ、ここいら一体は我の魔力に覆われている。そんじょそこらの獣程度では入ることはおろか近づくことすらできんよ。」


「そっか、それじゃおやすみ。」


そう言って僕は意識を手放し『フローライト・オンライン』の世界から退出した。

吸血鬼についての小ネタ

『フローライト・オンライン』において吸血鬼ってのはもうロムルスとモルガン以外全滅してます。ちなみに吸血鬼にも新陰流などの剣術における宗派的なものがあります。基本そこの宗派に属してない奴はそれ使えないみたいな。(まあ、ロムルスの種族はその宗派のもの全部つかえるけど)それ以外に特筆すべきなのは、吸血鬼の弱点ですかね。まあ言っちゃあこの世界の吸血鬼基本ニンニクも効きません。十字架も聞きません流水も日光も効きません。基本吸血鬼の弱点全部克服しちまっているバケモンだと思ってください。まあその分聖属性の魔法とかすっげえ聞いたんですが。

ちなみにロムルスがモルガンに貸与した『血魔陣』は端的にいえば魔力消費量多くなるけど血液消費してアホほど魔法の威力が高くなるよって感じです。(吸血鬼は魔力を血液に変換可能)現時点で言えるのはこんな感じですかね。

それじゃこの作品が面白いと思ったのならば、感想と評価などもよろしくお願いします。

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