第十九話 準決勝2
投稿が遅れて申し訳ありません。
(しっかし『灰刃の剣』が弱体化してなかったらなーとはいえあれもピンから切り出し威力も最低限まで抑えないとこの場所では使えないしで。本当に集団戦とか指揮する戦いとかに向いてないよね。)
そんなことを考えながらも、僕は新たな『U・B・M討伐報酬』を取り出す。
その姿は、十字架のような形をしておりそして持ち手の部分に氷と影でできた薔薇がまとわりついている。コレもまた、強敵との戦利品だ。銘を
「さあ、出番だよ。『氷薔薇の棘』」
「杖?」
「さて、どうだろうね。この子もさっき使ったこと同じくらいには、便利だよ。」
「舐めないでください。『輪炎の剣』」
「なるほど、『落焔の巨人』の武器に似ているね。だが原典としては違いそうだ。さて、どうする?その剣で僕を切るかい?」
「いいえ、これは攻撃性能は一切持ち得ません。ただ、廻り続けるだけ」
「ははは、なんだい。君の能力も随分とチートじゃないか。まあ、こちらとしても面白くなってきた。」
そういうと僕は『氷薔薇の棘』を構えイシスへと向ける。その瞬間、イシスへと氷でできた棘が直進していく
「甘いですよ。『流月流・炎華』」
「へえ、疾いね。だがそれだけだ。」
僕は杖の先端部分で刀を受け止める。だが、さすがというべきか前回受け止めた時よりも明らかに早くなっていた。そして、先ほど掌底で傷つけたはずの腹もいつの間にやら治っていた。
(コレはやっぱりあの剣かな。おそらくあの剣の能力は擬似的な過去への回帰。とはいえ回帰といえども肉体やらステータスやらを一定の期間戻すって感じみたいだけど。明らかに厄介だね。コレは。)
「コレでも結構頑張っている方なんですけどね…ほとんど傷つけられてませんか。」
「当然かな。流石に君の親としての矜持というものがある。子供に後を追い抜かれるのは流石に困る。僕もちょっと大変だけど頑張るとしようか。」
そういうと僕は、『氷薔薇の棘』の石突を地面へ刺し一つの魔法を発動する。
「さあ、氷の宮殿だ。楽しむといい。『臨界発動・氷華宮殿』」
「コレは!?」
その瞬間、『氷薔薇の棘』を中心として闘技場の床に氷が広がっていき数秒後には僕の背後には一つの氷の城が立っていた。
「そちらこそ反則じゃないですか。」
「さて、どうだろうね。さあ、気分がいいからね。改めて名乗ろうか。僕は君たち人間に作られし不完全な究極の一。僕は君たち人間が超えるべき壁。僕の名前はっとと、ここはコレで行くべきかな?僕の名前は『黒王』ロムルス。さあ、若き僕の誇りよ。全力で相対することをここに宣言しよう。」
「前までは本気じゃなかったってことですか…」
「いや?違うよ。今までもきちんと全力だった。ただ今までは武器に刻まれた能力だけで戦ってきただけさ。誇りなさいイシス。君は僕に認められるほどに強くなった。だからこそ、僕も切り札を持って君に相手をする。そう宣言したまでさ。」
そう言い終えると、僕は『黒天鍵』を取り出し一つの言葉を発する。
「起きろ、『三賢邪竜』」
「!『流月流・千華』!」
「残念、少し遅いね。」
その瞬間、『黒天鍵』は黒色の瘴気を纏いかつて僕が戦った中でも一番と言っても良いほどに苦戦した最強の敵の力を受け継いだ大太刀へと変化した。
えーまあ灰刃の剣のもとになったU・B・Mについて解説
炎天の剣持ちし落焔の巨人
空間以外ほぼ全てを焼き尽くせるほどの威力の炎と灰刃の剣の性能を兼ね備えた剣を持ち馬鹿みたいにでかい巨人の王。その強さたるやソロモンですら
『あ、コレ普通に初っ端から『変世機』使わないと勝てないタイプだわこれ。』と即座に判断した化け物。なお灰刃の剣からは炎の能力はオミットされている。
フレーバーテキスト
誇れ、歌え、英雄よ!我らの執念、怨念、怨恨それらは全て貴兄によって焼き尽くされた故にあなたの剣として振るわれよう。故にあなたのために戦おう。そして、最後にはあの知恵の翁と戦えることを望んで。故に警戒せよ。故に心せよ。ラグナロクは未だ、起きては居ないのだから。
この作品が面白いと思ったのならば、評価などもよろしくお願いします。




