第十八話 本戦四回戦2
光が止む。それと同時に、僕たちの目の前には白銀の炎が広がった。そして、その奥からは白銀の4枚の羽を揃えた機械の天使が出現した。
「私は、あの人に誇れる私である。それが私の、在り方です。その中には誰よりも強くあることも含まれているんです。だから、御免なさい。私はこれから少しばかりズルをします。私はこれから、未完の技を使います。あの人から渡された、大切な技を。よろしくって?」
「なるほど、それが君の『変世機』というわけかな?だとしたら楽しみだね。ああ、そのお誘いは受けさせてもらうよ。あなたとの回旋曲を踊るのはきっと楽しいだろうしね。」
「そうですか、ありがとうございます。それでは、参らせていただきます。『流月流』」
そういうと、彼女は虚空に手をかざした。すると突如としてその何もなかったはずの場所から一本の刀が現れた。そして、その直後彼女の背後にあった4枚の羽のうち右上の一枚の光が止まった。
「は!?『流月流』って確かチェルナさんが使っていた技じゃないですか!?そもそもの話『流月流』ってなんなんですか?」
「それに関しては、またいつか言わせていただきます。(そうか、やっぱり初めていたんだね。イシス予想はして居たがまさか本当に始めているとは正直言って予想外だね。)」
そう言い終えると、イシスは構えをとる。僕が以前戦った時に使用した技とは違う構えだ。
(あの時は相手の出方を伺うためにアレを使ったけど、今回は完全に攻勢に出る為の構えだね。さて、どうするんだい?イシス。)
「さあ踊らせていただこうか!」
「申し訳ありませんが、私が踊る相手は一人だけと心に決めておりますので。」
「ははは、そうかいそれは残念だ。ならばその人よりもかっこいいところ見せなくちゃね!」
そういうや否や『鎧甲冑』はイシスに向かって盾を正面に構え突進を試みる。だが、イシスの突きによって一瞬にしてその盾は粉々に砕ける。
「『流月流・呀峰』」
「な!?」
「『流月流・翠華』」
その切り返しによってもう一つの方へとつながる。次は、突きではなく逆袈裟斬りだ。
「おおっとお!?これはすごい!一つの型を放ったその瞬間、まるで流れる川に映っている月のように掴み所もなく『鎧甲冑』が圧倒されている!正直言って今回は今回で『剣聖』さんと別ベクトルですごいように思えるんですがこれ!?」
「僕たちが使う技は基本的に一つの技から、次の技次の技からさらに次の技へと続き続けるのが特徴ですからね。ああ言った重装備の相手や動きが遅い相手では、正直言って勝ち目がほとんどないわけです。さて、そろそろ締めの段に入りますよ。」
「はい?」
「流月流・孤技『羅刹門・白亜』」
その一瞬で『鎧甲冑』の首は切り落とされた。
「しょ、勝者『聖女』!」
そうして、四回戦はイシスの勝利で終了した。
終わり方が雑ですみません。
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