第二話 出会いと
「ここは・・どこだ?」
僕が光に包まれた次の瞬間目に広がったのは周囲を霧のようなものに囲まれた一つの島のような場所にいた。
(とりあえず、周囲を探索してみることが先か。いやその前に、『黒天鍵』を使ってみることとステータスの確認の方が先決かな。)
そう判断し僕は指輪のような形になっていた『黒天鍵』を取り出し手で握りしめる。次の瞬間、
『所有者ロムルスの思考そして目的に最適の武器種となります。・・・・・決定しました。
この瞬間より、『黒天鍵』は杖と鎌の二つの形式を持った武器と化します。』
と、脳内に音声が流れた。
次の瞬間、『黒天鍵』が二つの白線が縦に走った黒色の杖とかした。
(なるほど。すごいなこれ、ていうかこれどうやったら鎌になるんだ?)
僕がそう考えたとき『黒天鍵』から刃全てが黒色の大鎌へと変貌した。
(なるほど、こう言った形で所有者が望んだ形へと変えるわけか。便利だな。)
そんな風に呑気に考えをまとめつつ僕は『黒天鍵』を杖の形に戻してステータスの確認に移った。
個体名 ロムルス
種族名 万魔の吸血鬼
レベル 1
能力値 HP(体力):300
MP(魔力):150
STR(筋力):59
END(耐久力):41
DEX(器用):45
AGI(速度):92
LUC(幸運):8
スキル 血の誓約(使い魔や配下を作ることそして血液を与えることで強化することが可能になる)
攻魔変換(魔力を攻撃力へと一時的に変換することができる)
防魔変換(魔力を防御力へと変換できる)
克聖召喚(生まれつき聖属性に耐性を持った死霊を生成することができる。)
(うんこれもこれでとんでも無いな・・だけど克聖召喚は何かしらの生贄のようなものがないと召喚はできないみたいだからな・・とりあえず放置でいいか。)
そう考えをまとめ僕は奥へと向かった。
「のはいいけども・・・いくらなんでもなんも無いな。」
先程からかれこれ十分は経過しただろうか、その間ずっと僕は歩き続けている。だが、どうやらその時間も終わりに近づいたようだ。
(あれは、なんだ?)
僕の目に映ったのは、黒色のベールを身につけ巨大な鎧甲冑が頭を下げている黒髪の女性であった。
その姿はまさに例えるのなら、楊貴妃の高貴さクレオパトラの知性そして小野小町の浮世離れした雰囲気そのどれもを兼ね備えたまさに美女というにふさわしい女性であった。
僕が見惚れている少しの間に彼女は僕に気付いたようで手をこまねきするような動作を僕に向けて行なった。次の瞬間僕は気付いた時には彼女の目前に立っていた。
「初めまして、久方ぶりの客人よ。歓迎しよう。」
「あの、初めまして。ここはどこなんでしょうか?あとできれば、戦闘などの面での歓迎は遠慮しときたいんですが・・」
「フフッ面白いことをいうものだな。いいだろう、ここはなんなのか教えてやろう。ここは『霧の島』かつてソロモン王とアーサー王に反旗を翻し数多の敵を屠ったこの我『モーガン・ル・フェイ』を倒したが魂までは滅することのできなかった奴らが我の魂を封じるために作り出した特殊な牢獄のようなものだ。」
その言葉に僕は大きく驚愕した。というかアーサー王までいるなんて聞いてないんだけど・・・
「牢獄・・・エッ僕ってまさか牢獄に閉じ込められたんですか!?嫌ですよそんなの!僕ここで一生を終えたくないし!」
「安心しろ。魂を封じると言ったであろう。この牢獄で封印することができるのは肉体を持たぬものだけであって肉体を持つ者はいつでも抜け出せる。そういう制約の上で成り立っているのだ。」
「なるほど・・・あの。一つ思ったんですがモーガンさんって幽霊みたいな者なんですよね?」
「ああ、厳密にいうとそうでは無いがな。まあ言っておくが、我の肉体となる者であればある程度の強さは必要となるぞ。それと呼び方はモルガンで構わない。」
「だったらここに特殊なモンスターを召喚することができるものがあるんですが、そのモンスターをあなたの肉体として差し上げるんで僕の願いを叶えてくれませんか?」
その言葉を聞いたモルガンはとても驚いた表情に一瞬なり次の瞬間大きく笑った。
「ハハハ、そうか。面白いなお前は。いいであろう。その交渉に乗ってやろうではないか。さて、早くやってみせるといい。」
「りょ、了解しました。『召喚』」
次の瞬間僕の目の前に白銀の髪と6枚の羽を持った天使が出現し空へと舞った。だが、
「ほう。新たな最上位天使か。かつて我が滅ぼしたものの一つ再編されたとみていいな。だが、少し頭が高い。」
そう言い終えると突如として天使は地に落下した。
「さて、特殊魔法発動。換骨奪胎」
その瞬間もがいていた天使の動きが止まりモルガンの肉体が砂と化した。
「あの、体砂になっているけど大丈夫?」
「無論、問題はない。あれは我が魔法で作り出したゴーレムに過ぎん。肉体として扱うためのな。だが、やはり仮初の肉体よりもこういった自らの肉体を持つ方が何十倍も素晴らしいな。お前の顔もよくみることができる。感謝するぞ?」
黒色の堕天使のような翼をはためかせながらモルガンは笑った。きっと僕をからかっているのだろう。
「さて、改めてどんな願いを我に願う?」
「そうですね。いくつかありましたが、やっぱりこれが一番かと思いまして。僕の配下となって、ソロモンたちに復讐しません?」
僕は彼女に僕に仕えソロモンを殺したいとは思わないかと質問した。そして彼女の返答は
「いいな、それは。実にいい。乗った。」
即答であった。
主人公が来ている『天衣無縫』です。
黒天鍵の杖形態です。
黒天鍵の鎌状態です。
天使って言っちゃ悪いけど強い作品では強いけど弱い作品ではスッゲー弱いイメージあるの僕だけですかね・・・・
この作品が面白いと思ったのならば、感想と評価などもよろしくお願いします。
(多分装備品に関してはもう絵を置くことないとおもいます。チャットgptに頼むの疲れるんで)
6月17日 ステータス表記をアルファベット形式から、数字形式へ変更しました。




