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第十八話 本戦 番外

「さて。とりあえず第二回戦まで少々時間が余っていますからね先ほどあった出来事についての、解説と洒落込みましょうか。」


「はい!それじゃあ質問いいですか?」


「ええ、いいですよ。アイさん何が疑問ですか?こちらもこちらの事情というものがありますから、全ては答えきれませんができる限りは応えることができると思いますよ。」


「第三分体ってなんなんですか?」


驚いた、まさか疑問に思っていたことがまさか彼女の能力ではなく彼女の存在そのものについてだったとは。


(少々、彼女に対する評価を変えておく必要があるかもしれないな。)


「いいでしょう。第三分体は文字通り、ベロボーグの分体です。」


「はい?」


「彼女の能力は色々ありまして、その中の一つに自我をそのままに移した文体を操ることもできるのです。正直言って分体の強さは何人作っているかによって少なくなりますがね。それでも圧倒的と言わざるを得ないでしょう。まあそんな彼女でも、全力で相対せねば負ける可能性が0.1%ほどあったことを考えると驚愕と言わざるを得ないでしょう。」


「はい!?そんなにすくなかったんですか?」


彼女の言葉に、少し悲しみを覚える。


「いいえ、多すぎるくらいですよ。普通の人間であればベロボーグに勝つ可能性なんて那由多の彼方にあるようなものですから。そもそもの話が、レベルが千を超えている彼女のHPを削り切る可能性もあったんです。その時点で、僕はローメリックさんに敬意を払いますよ。」


「はへーそうなんですね。ところで、もしもチェルナさんがベロボーグさんと戦ったとしたらどちらが勝ちますか?」


「まあ、僕が勝つでしょうね。彼女の構築と僕の構築は相性の差があり過ぎる。そもそもの話僕もいくつか奥の手は隠し持ってますからね。まあ多分、他の序列一位の方々と戦ったとしてもまず負けることはないでしょうね。あ、一応言っておきますが僕あんまり強いわけじゃないんでできる限り挑戦とかやめてくださいね?まあ、やられたらやられたで全力で相手をしますけど。」


「相手してあげるんですか?めんどくさがって、やらないと思うんですけど。」


「正直言って、貴方から見た僕がどんな人物なのかが知りたいですが…そりゃ相手しますよ。わざわざ僕に勇気出して挑戦してるんだし。それに全力で応じなければ、クズ以外の何者でもないでしょ。」


「お、おう。ところで、ローメリックさんの能力についてチェるなさんはどうお考えですか?」


「それに関しては、ノーコメントで。正直僕が解説で少しバラしてしまった点とかもあるので言えることはこれ以上はないですね。さて、もうそろそろ二回戦が始まりますよ。楽しみですね。」


そう言って、僕は眼下にある闘技場に目をやった。

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