第十五話 新たな力2
そうして、『フローライト・オンライン』の世界に訪れた僕の目の前には一つのウィンドウが出現した。
『おめでとうございます!あなたはU・B・M『鏡写しの影』を討伐しました。討伐報酬を差し上げます! 』
それを閉じると僕の目の前には、二対の手袋が出現した。
『未完の物語
フレーバーテキスト
これは未完の物語。彼の物語は終わっておらず彼はともに歩むことを願った。これが完成するとき、それは正しく神話の再来になるであろう。
能力 装備や道具に能力を追加する。能力を追加する場合、その能力にあった代償が必要となりその代償はその能力の性能によって決まる。そして、能力を発動したものは『不壊』ではない限り必ず使用後に崩壊する。 』
「はは、これはなんともまあ。ピーキーにも程があると言うかなんというか。」
「おや、起きたのか。おはよう。」
『未完の物語』の能力を確認していると、モルガンに声をかけられた。
「ああ、おはよう。僕が眠ってから何日経過した?」
「ざっと、3週間と言ったところか。しかし、とんと目覚めないから少々驚いたぞ。」
どうやら、この世界と僕たちの世界の時間が経過する速度は三倍のようだ。僕がアップデートで、待機していた時間が一週間。それを知ることができたと言うのもまた、行幸と言うべきだろう。
「ははは、それはすまない。ああ、ちょっと悪いけど離れておいてくれるかい?今から色々と確認しておきたいんだ。」
「そうか。それじゃあ我はアキレウスと話しているから終わったら声をかけてくれ。」
「ああ、分かったよ。」
そうして僕はモルガンを見送った。・・・・
(あれ?僕ってモルガンにアウィディウスがアキレウスだって言ったけ?)
気を取り直して、表示されている幾つかのウィンドウに目を通す。
「はあ、やっぱり問題はコレだよね。」
『おめでとうございます。 貴方様は
西方大陸序列
第一位『黒王』に選ばれました!』
これは、僕が西方大陸の頂点に到達したことを表している。のだが
「正直言ってなあ。僕の戦闘形式ってあんまり白兵戦得意じゃないし、まあおいおい考えるか。」
(運営からの情報によると、序列持ちは特殊なスキルを持っているらしいしまだマシか。それじゃあ、ステータスをフルとしようかな。)
そうして、久しぶりに僕はステータスを振りそれを確認する。
個体名 ロムルス
種族名 万魔の吸血鬼
職業 『黒王』
レベル 594
能力値 HP(体力):3000
MP(魔力):1500
STR(筋力):600
END(耐久力):300
DEX(器用さ):400
AGI(速さ):350
LUC(幸運):10
スキル 血の誓約(使い魔や配下を作ることそして血液を与えることで強化することが可能になる)
攻魔変換(魔力を攻撃力へと一時的に変換することができる)
防魔変換(魔力を防御力へと一時的に変換できる)
克聖召喚(生まれつき聖属性に耐性を持った死霊を生成することができる。)
青天顕現(日光が出ている場合のみ、発動可能。光を固形化させ質量を持たせる。発動者の魔力量に応じて変形させれる質量は変化し変形させ剣などを作り出すことも可能となる。)
技術
『流月流』
(しっかしなんともまあ、おそらくだがあの竜と天使と『鏡写しの影』を倒した影響で一気に593レベルも上がるとは予想外だったね。まあLUCには正直言って入れる旨みがないから満遍なくするために二ポイント増やしただけだけどね。というか、なんかスキル欄に技術として『流月流』が増えているねなんでかわかんないけど…まあいいか!)
そうして、ステータスを振り終えた後僕は自らの左手に目をやり言った。
「そろそろ目を覚ます時間なんじゃないかい?僕の『変世機』」
すると僕の左手の歯車が、急激に回転し始め発光した。
そして、僕の目の前に一つのウィンドゥが出現する。
『おめでとうございます!貴方の『変世機』が覚醒しました。
『個体名 地下冥界・第一層
TIPE 『特異点』 複合能力 人形・武具・領域・動物・創造
能力 材料を捧げることによって、この変世機の行動ようの人形を作り出すことや、武具を作り出すこと、生物を作り出すことを可能とする。
ただし、可能となることは進歩することで増えていくが第一位階の現在では一つのことしか選択は不可能。尚且つ選択したものを変更することは不可能。』』
(これもまた、なんとも扱いずらそうな能力をしているね…)
ソロモンが、LUC増やさなかった理由。
『不幸な人生を送ってきたリアルLUCが最低値というかマイナスにいっているだろうに、多少増やしたところで一体なんの意味があると言うんだい?』これが理由・・・
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