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第十五話 新たな力

(さて、そろそろ始めるとしようか。)


そうして、僕は『フローライト・オンライン』の世界にログインした。その次の瞬間、僕の目の前に広がっていたのは初めて『フローライト・オンライン』の世界に訪れた際に初期特典を受け取ったあたり一面真っ黒の空間に佇んでいた。そして、後ろから声をかけられる。


「久しぶり、と言うほどでもないかしらねこんにちはロムルス?」


「ああ、こんにちはといっておこうか。アリス。」


そこには、僕が『フローライト・オンライン』の世界で初めて出会った少女が佇んでいた。



「今回ロムルスを招待したのは、他でもないわ『変世機(ウヌス)』をあなたに渡す為よ。」


「へえ、実に興味深いね。それが先日までのアップデートによって追加されたことのメインだと考えても良いのかな?」


「ええ、その認識で構わないわ。さて世間話はここら辺にしておきましょうか。」


そういって、アリスは指を立てた。するとアリスのそばに一つの『歯車』のようなものが現れるそして、アリスはそれを大事そうに手に取っていった。


「これこそが、変世機(ウヌス)よ。」


「へえ、その小さな歯車が?」


「ええまあ厳密に言うとするのならば、これは『核』のようなものよ。決して壊せないね。さて詳しく解説していくわね。

まず変世機(ウヌス)には七種類の特徴があるわ。

まずTIPE人形(ドール)

これは、分身などを作り出したり人形を作り出したりすることができるのだけれどまあそこら辺は放置でいいわね。

二つ目にTIPE武具(アームズ)

これも先述したとおり武器を作り出したり道具を作り出したりする能力よ。

三つ目にTIPE物質(マテリアル)

周囲の地形などを変形させたり空気などを操ったりすることもできるわ。

四つ目にTIPE領域(エリア)

これも読んで字の如くその範囲内に、いる物に対してバフなどを与えることができるわ。

五つ目にTIPE動物(アニマル)

まあアニマルと言っても、幻獣たとえば竜などのような特殊な生物などもその範囲内に含まれるわ。

六つ目にTIPE創造(クラフト)

これもまた読んで字の如くなのだけど、ものを作る手伝いなどをしてくれるわ。

基本的な説明はこれで終わりよ。」


「六つだけかい?七種類あると聞いていたけれども。」


その言葉を聞いたアリスは、意味ありげに微笑む。


「そうね、()()()()()()()って言ったでしょ?これから話すのはそれらどれも含まれない特殊なものなの。

TIPE特異点(イレギュラー)

それの能力がどう言った傾向状にあるのか、それすらも私たちにはよくわかっていないわ。分かっているのは一つだけ。

それのうち一つ目が先述した六つの能力のうち二つ以上を複合した特徴を持っていることそれだけよ。どう?面白そうでしょ?」


「ああ、いいね。実に面白い。『コロッセオ』が楽しみになってきた。」


「ああ、そう言えば聞いたわよロムルス。あなた『コロッセオ』でないんですって?」


「ああ、僕の能力は正直言ってあんまり見せるのは得策ではないしね。だから不参加と送っておいたよ。」


「そのことなんだけど、運営からあなたに実況並びに解説のオファーが来ているのだけど。」


その言葉は、僕を驚かせるのには十分効果を発揮した。


「へえ、なるほど。面白面白そうだね。乗ったよその話。。受けると伝えておいてくれるかい?」


「ええ、いいわよ。さてそれじゃあ、変世機(ウヌス)位階(ランク)について説明するわね。」


位階(ランク)?」


「ええ、変世機(ウヌス)にはそれぞれ位階(ランク)が存在していて合計九段階で構成されているわ。そして、位階が九に至ったものは他のものとは完全に別格。『超越種』と呼ぶの。そして最後に、能力がどのような形で決定されるのかだけど、これはあなた達の今までの道筋によって決まるの。あなたたちがどう言った道を選ぶかどうかで能力は変化し続ける。どう?わかりやすかったかしら?」


「ああ、実にわかりやすかったよ。」


「そう、それなら良かったわ。さて、それじゃあいまからあなたに変世機(ウヌス)を渡すわね。」


そう言って、アリスは手に取っていた変世機(ウヌス)を僕に向けると変世機(ウヌス)は僕の左手に向かい左手の上で静止する。しばらくすると僕の左手のひらにゆっくりと落ちてきた。

そうして、僕の左手の平に『変世機(ウヌス)』の歯車のような刻印が刻まれた。


「さて、終わったことだし改めてボンボヤージュ(いってらっしゃい)


「ああ言ってくるよ。」

そんな前にもやったようなやりとりをしながら、僕は再び『フローライト・オンライン』の世界に足を踏み入れた。


いや、マジですみません!書く必要があったことを書き忘れていまして、今気づいて書きました。

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