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閑話 影の驚愕

鏡写しの影(シャドウ)は驚愕していた。この世に生を受けて数百年余りその中で数多の人を喰らった。食いたくもなかったのに。影は自らの意思で人を喰らったことなど一度たりともなかった。自らの本能に抗えず自らの醜く愚かな欲に抗えず人を喰らい続けた。


影はただただ放浪していた。何もすることもなく人を殺さずに済むように。影にとって、人を殺したくはなかったのだから。


だが、一つの鮮烈な光が見えた。光すらもくらう、鏡写しの影(シャドウ)にとってそれは何よりも自らの欲を掻き立てるものであった。

そして、気づけば一人の男に攻撃をしていた。


ああ、また人を殺してしまう。そう思った時だ、彼が瞬時に避けたのは。その速度たるや、今まで食らってきた数多の人間と比べてもなお一層と強いことがわかるそう言った男だ。


そしてその男は、自らの血液で見たことのない武具を作り出した。そして、それを持って自らの肉体を切り刻み避け続けていたのだ。無傷ではないものの、その様たるや正しく流麗。その美しさは、自らには決して届きうることのないものだった。


鏡写しの影(シャドウ)は、見惚れていた。男の素晴らしき様に。そこに至るまでに、幾つも修練を越えたのだろう。そこに至るのに、ふり続けたのだろう。決して剣術など理解しうることができない、鏡写しの影(シャドウ)にすらもそのことが理解できた。

そして一つの考えが浮かび上がる。


ああ、なんて、なんて()()()()()()()|か

彼は人を愛していた。人の営みを人が作り出す芸術を人が持つ優しさを。人の美しさを理解していた。理解しながらも喰らうしかなかった


だからこそ、鏡写しの影(シャドウ)は全力でロムルスの相手をすることを決めた。だからこそ彼は自ら負けると分かっていながらもロムルスに立ち向かった。

ロムルスと、共に戦えたらという一抹の希望を持ちながら。


U・B・Mの小話です。

多分本編で言えることないでしょうからここで説明しておきます。

『U・MユニークモンスターとU・B・Mユニークボスモンスターの違い』

U・Mとはゲーム内で一体しかいないという点でおいては共通しているが、U・B・Mのばあいあれらは一種の特異点というか突然変異。例えるのならばU・Mがネームドモンスターなどを総括している物だとして100年くらい経てば似たようなものやそれと同じ能力を持ったものが出てくる可能性もある訳だが、U・B・Mは完全にそれっきり。似たような能力を持ったやつは出てくる事はあっても完全に同じ能力は決してありえないもの。

(ちなみにU・B・Mの基準は二つあり一つは、数百年を生きること。

もう一つは■■■■■■■■持っていること。)

例えば以前出てきた竜やら天使やらは復活したりする可能性もあるけど、鏡写しの影(シャドウ)の場合は復活する可能性は完全にゼロだと思ってください。

まあ要するにリポップ不可能か可能かの違いだと思ってくだされば。

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