閑話 運営会議:序列
すみません、更新遅れました。閑話です。
「さて、はじまったわけなんだけども。どうすんだこれ?とりあえず、当初の予定通り12人構成の序列変動制そしてその変動の理由は功績ないしは実力でAIによって決定させられるというふうに取り決めたわけだが。明らかに力のバランスがおかしくなってしまっているんですが?」
「中央は女帝が東方は剣聖がそして西方はコードRが頂点としていたとしても、明らかに西方の方が分が悪いというしかないですからね」
運営たちは、今日は珍しく真剣な表情で特殊空間の中に作られた会議室の中に表示された円グラフを見る。
「正直言って、クラムボンに埋められているものを取り出したとしてもあまり女帝や剣聖に勝ちうる可能性は少ないですねつうかほぼゼロな訳ですが、改めて見てみるとやっていることがおかしいだけでコードRの単独の力って普通に現時点では剣聖などには劣るわけですが。」
「確かに少し女帝に関しては少し頭おかしいと思うんですが?あの人をアルファ版プレイヤーとして、選んだ自分としては選ぶべきでは無かったかとも思っておりますが。正直そこらへんに関しては、チームリーダーはどう考えているんですか?個人的な所感を申し上げるとコードRって力より頭脳とか策略などに振っている感じなんですが。」
「……。」
「まだ考えこと中ですかしっかし、本当に面倒くさいですね…まあ、このゲームのシナリオはまだはじまってないことが幸いしていますが。」
「シナリオを完了させるのには、まあクラムボンを落とすのもまた必要不可欠だとしてもまだ早すぎるわけだが。しかしどうする?このままだと三大陸の均衡もクソもなくなり、魔人が侵攻を始める可能性も高まるぞ?そうなって仕舞えばゲームクリアの可能性は、ほぼほぼ零になってしまうからな。」
彼らは顔を見合わせて考える。一人は、現時点で言えば剣聖よりも強いであろう女帝を一人は頭脳で言えば他の二人を凌駕しているであろうコードRをまた一人は、技術面で二人を凌駕する剣聖をと言ったふうな考えが集まっている中先ほどから沈黙を貫いているチームリーダーが口を開く。
「しょうがない、こちらが今切れる最善の手札として『変世機』を導入しよう。」
その一言に、運営全員が驚愕する。
「「「「「「「はあっ!?」」」」」」
「な、なに馬鹿なこと言ってんすか!いくらなんでも『変世機』の導入は…いや確かに剣聖や女帝のようなこの戦力が突出し過ぎているからそれの帳尻を合わせるのは確かにちょうどいいと言えば、ちょうどいいの、か?」
「確かにそれを導入すれば、帳尻つけれるかもしれません。ですがそれを使うとしたら、我々はプレイヤーたちからバッシングを受けますよ。ほぼ確実に。何せ、『変世機』を導入するということは、一種の『プレイヤーたちに格差をつける』ようなものと同義なのですから。」
「構わん、全責任は俺が取る。アリス、質問だ。『変世機』のシステムはいつ完了する?」
『数日後、あなた達が俗にいうところの『ゴールデン・ウィーク』と呼ぶ期間内に完成するわ。」
その一言で、全員が覚悟を決めたような表情をして言う
「本当に良いんすね?」
「勿論だとも。」
「はあーなんでこんな会社に入ったんだろうな俺。こんなの泥沼確定コースじゃねえか。」
「確かに、言えてるな。」
そう言って運営たちは、『変世機』を導入するための準備を早めるようにAIたちに依頼した。
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