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ストップ高

 顧問に言わせると、自民党は地に落ちた、そうだ。

 裏金と言われる使途不明金が、大物と言われる政治家を中心に明らかになっていたり。

 ある人は書籍代に何千万円も支出していた。

 ある人はなににつかったのか不明と列挙した。

 ある人はわずかな間に多額を使っていた。

 また、別の議論では、ある人は過去に何度も会った人の記憶が曖昧だった。


 当の本人は、弁明と辻褄合わせに四苦八苦し、ひたすら嵐が通り過ぎるのを耐え忍んでいるものと思われるが、必死な弁明が却って真実を明らかにする。

 そもそも税金から出たお金を自著の代金に使っているとか。

 個人事務所程度ですら、会計管理する組織を作る能力に欠けているとか。

 世間の目が政治家の金銭に向けられている真っ只中で、疑いなくマスコミの餌になるお金の使い方をしてしまう認識の甘さとか。

 記憶にないを連発することで、支持する人々でさえ、忘れてしまう人間だと自ら宣言しているとか。


 ともあれ、国際的には安定していると認識されてきた日本の政治が怪しくなってきた。

 このところ、日経平均株価は上昇を続け、1989年につけた最高値にあと50円というところまで来た。新NISAの口座が増え、株は儲かりそうだという機運が高まっている。日経平均株価のPERは16.27倍で幾分高くはあるものの、過熱感があるとまでは言えない。なので、日本の株式市場の行方は楽観的な見方が強い。

 けれど、株価はいつまでも上がり続けるわけではない。当面は上がっても、いずれショックが襲うときが来よう。その引き金になるのが、自民党の混乱に端を発する政治の不安定かもしれない。


 2024年2月16日現在 わたしのポートフォリオ

 ・1678 NEXT FUNDS インド株式指数 Nifty50 連動型上場投信 1,400株 買値300円 株価350.3円 時価490,420円 含み益70,420円

 ・2579 コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス 200株 買値1,530円 株価1,865円 時価372,900円 含み益66,900円

 ・6623 愛知電機 100株 買値3,615円 株価3,955円 時価395,500円 含み益34,000円

 ・7330 レオス・キャピタルワークス 300株 買値1,358円 株価1,310円 時価393,000円 含み益▲14,400円

 ・8306 三菱UFJフィナンシャルグループ 400株 買値1,067円 株価1,442円 時価576,800円 含み益150,000円

 現金 95,517円

 時価総額 2,324,137円 含み益324,137円 含み益率16%


 仮想運用分

 ・6758 ソニーグループ 買値14,540円 時価14,235円

 ・7201 日産自動車 買値548円 時価557.2円


 今週から仮想運用分の銘柄を変更した。

 日経平均株価は1989年につけた史上最高値にあと50円まで迫った。

 月内にも過去最高値を更新する可能性がある。


 持ち株の中では、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの2023年12月期決算が発表された。

 永年の赤字から脱却、黒字額も従来予想の15億円から18.7億円へ上回った。2024年12月期は69億円の黒字を見込む。

 かような好決算にもかかわらず、発表後の株価は暴落した。とりあえず黒字化で材料出尽くしということかもしれない。

 今後の見通しはどうか。

 インフレ下で、製品の継続的な値上げを計画している。

 日銀が利上げをすれば、円高になるだろうから、原材料費を下げることにつながる。

 2024年も年間を通じて高い気温が続く見通しだ。

 以上を勘案すれば、いずれ上方修正が発表されてもおかしくない。と、わたしは考えた。

 今年は無理でも、EPSが2017年12月期並の144円まで戻るなら、PERが20倍として2,880円を見込める。


 しかし、決算発表で驚愕したのは、受験生の先輩がもつ6777 santecホールディングスだった。

 金曜日の3Q発表で、通期の増収減益予想が、大幅増収増益見込に転じた。

 これを受けて、3連休明けの火曜日、続く水曜日とストップ高、木曜日も上がって、3日間で1,600円の急騰劇を演じた。

 株式投資の醍醐味というべきであろう。

 この会社、光関連の測定器や部品を扱う。NTTが光半導体に力を入れ、省電力がこれからの情報化の重要なカギとなれば、発展はまだまだ続くと考えていい。

「セラちゃん、受験、大丈夫かな?」

 かわいい先輩がいたずらっ子のような笑顔を見せた。

「こんな上がり方してくれたら、気も漫ろになっちゃうわよねー。勉強に身が入らんっちゅうねん!」


 かわいい人は

「でも、あたしも二倍株もってるんだよ」

 と言った。

 8316 三井住友フィナンシャルグループ

「4,000円くらいで買ったのが、8,000円超えたんだ。すごいよね。配当だけでも7%近く付くし」

 まとまったお金を銀行に預金するくらいなら銀行株を買え。

 預金しても利息はほとんどないが、株なら今の株価でも配当金が3%はつく。

 無論、株式には値下がりリスクがある。しかし、日銀が利上げを模索するインフレの時代、銀行株には大幅下落の可能性は低いと考えられる。

 かわいい先輩が買った株価なら、買値まで下がることは当分ないだろう。配当金も毎年のように増加するので、株を買えば、利子が毎年上がってゆくようなものだ。

 わたしも持っている。銀行株。三菱UFJフィナンシャルグループ。ただ、かわいい先輩ほど以前に買えなかったから、まだ倍増には程遠い。


 今後の投資を考える上で、気になった記事がいくつかある。

 ひとつは、バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイによるアップル株の一部売却。

 ひとつは、アメリカのテック企業株のPER30倍超。

 ひとつは、MSCI指数から中国株66銘柄を除外する一方で、インド株5銘柄の追加。

 ひとつは、2023年の世界の軍事費が前年比9%増で過去最高を更新。


 目先の話では、アメリカの株高を牽引してきたというテック株が、そろそろ天井に達するのかもしれない。

 また、中国経済は思う以上に悪化しているのかもしれない。不動産起因の不良債権処理は、日本のバブル崩壊後の姿を想起させると顧問は言う。

 一方で、MSCI指数にインドの対象銘柄が増えるということは、インドへの投資資金が増えるということ。事実、わたしのインド関連ETFは順調に推移している。


 そして、軍事費の増大は、その関連企業を潤すことになる。

 男の先輩は言う。

「トランプって、軍需産業とのつながりが薄いのかもな」

 ?

「だって、ウクライナ支援に反対してんだろ? トランプがうんって言えば、ウクライナ支援の予算は通るんだよな。支援案が通れば誰が得する? 兵器作ってるアメリカの企業じゃん? 兵器産業とトランプは相性わるいとしか思えないだろ」

 なるほど。

 もっとも、軍需産業の盛況は嬉しい話とは言えない。投資対象として考えたとき、儲かる云々とは別次元の判断があると感じる。

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