日本企業の可能性
令和六年の初場所は、休場明けの横綱・照ノ富士が、横綱を目指す大関・霧島と、大関を目指す関脇・琴ノ若を寄せつけず、優勝した。
序盤は決して本調子ではなかった。千秋楽まで持つのかとさえ思われた。
しかし、徐々に調子を上げ、いきのいい若手力士にまともに相撲を取らせなかった。力も技も、一枚も二枚も上だった。
かわいい先輩も、受験の先輩も、野球が好きなようだが、わたしは団体競技より個人競技が好み。
特に力くらべの相撲はすぐに勝負がつくので、見ていて飽きない。
個人的な好悪はともかく、国技と呼ばれる大相撲こそ、実は国内スポーツの中で、最も世界に開かれているのではないかと思う。
照ノ富士に限らず、横綱には数々の外国人が務めた。プロ野球のような「外国人枠」などない。
しかし、相撲部屋には様々なしきたりがあり、外国人といえども、ルールに従わなければならない。
照ノ富士は、体を壊して一度はどん底まで落ちたが、そこから這い上がって頂点まで上り詰めた。そこに至るまでの道のりは想像を絶するものがある。そして、その生き様には、日本人か外国人かなど意味をなさない。
それぞれの国や土地には固有のしきたりやルールがある。
しかし、それに従うのは、なにもその国の人間でなければならぬわけでも、ましてや、その土地で生まれた人間でなければならぬわけでもあるまい。
国を開くとは、そういうことではないか。
固有の文化はそのままに、多種多様な人間を受け入れる。少子高齢化で人口の減る日本で、多くの外国人を受け入れるためには、大相撲型がいいのではないか。
照ノ富士の姿を見ながら、なんとなく、そう感じた。
このところの株価上昇で、日経平均株価が史上最高値まであといくらだとか、トヨタ自動車の時価総額が日本企業の過去最高値を更新しただとか、景気のいい話が姦しい。
「どうなんですかね」
顧問は、その事実から、だからすごいとか、株価は上がり過ぎていると考えるのはどうかと思うと言った。
「小型成長株が一番株価の伸びを期待できる」
とはよく聞きます。
確かに同じ10倍株でも、時価総額50億円の企業が500億円企業になるのと、5兆円の企業が50兆円企業になるのとでは、どちらの難易度が高いかといえば、後者の方でしょう。
ただ、日本企業の過去最高額を更新したトヨタ自動車でさえ、2023年12月末現在、世界ではトップ30にも入っていない。
これをどう見るか。
世界経済は、まだまだ成長すると言われます。
その成長を取り込むチャンスは日本企業にもある。
とすれば、時価総額が何兆円規模の企業にも、時価総額10倍になるチャンスは普通にあると考えられるし、何千億円規模の会社なら100倍になるチャンスがあると考えられる。
国内で時価総額が大きくても、世界で見ると、さほどでもないという企業は少なくないはず。
大型株と考えている銘柄も、世界では中小型株に過ぎないと認識を改めるべきなのかもしれない。
例えば、日本の時価総額7位のファーストリテイリング。
国内では圧倒的なアパレル企業ではあるが、売上高の最も大きな国は日本。
日本企業だから国内売上の割合が大きいのは当然・・・という発想では、世界の成長を取り込もうと考える、この会社の成長を見誤ることになりかねません。
同じことは国内で大きなマーケットを作っている他の企業にも言えるでしょう。
コロナが明けて、日本に外国人観光客がたくさん訪れています。この人たちは母国にない日本のサービスや商品を喜んでいるという。
それが本当なら、母国でも同じサービスや商品があれば売れる可能性が高いと考えられますね。
皆さんご存知のマクドナルドはもともとアメリカの会社ですが、今や日本中どこにでもありますね。日本に限らず、世界中にある。コカ・コーラもそうですね。
マクドナルドやコカ・コーラのような地位を築くことができるなら、国内の錚々たる企業であっても、まだまだ伸びる可能性があると考えるべきでしょう。
外食で日本オリジナルといえば、寿司だろうか。
しかし、東京は世界のどこよりも美食の都市だそうだ。イタリアンもフレンチも中華も、東京のレベルは他を抜きん出ていると聞いたことがある。
仮にそうだとすれば、日本発のイタリアンやフレンチ、中華で世界を席巻するレストランチェーンが現れてもおかしくはない。
世界人口がまだまだ増えるなら、たちどころに需要が増すのは水だ。
「湯水の如く使う」などというほど、水の逼迫感に乏しい日本ではピンと来ないが、水に困るところは少なくないと聞く。
高価なミネラルウォーターを喜んで買う人々が世界中にいるなら、無尽蔵に溢れる日本の水は世界を席巻するかもしれない。
エンタメはどうか。
日本のマンガやアニメ、ゲームが世界中で多くの人々を魅了している、とはよく聞く話だ。
しかし、収益モデルにうまくできていないために、マネタイズには成功していないとも。
その反省があるなら、解消されれば、大きく伸びるところが現れるのではないか。
などと考えていると、四半期決算の発表が始まった。
今後の狙い目を見極めてゆきたい。
わたしの持ち株では、愛知電機が第三四半期を発表。
減収減益、今期見通しも下方修正と散々な内容で報じられたものの、10-12月期だけでは営業利益が前年比増益だった。
ここは割安株として購入した。
PBRは0.5倍、資本効率の改善が図られるなら、株価は居場所を大きく変える可能性が高い。今後の変化に期待したい。
2024年2月2日現在 わたしのポートフォリオ
・1678 NEXT FUNDS インド株式指数 Nifty50 連動型上場投信 1,400株 買値300円 株価342円 時価478,520円 含み益58,520円
・2579 コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス 200株 買値1,530円 株価2,023円 時価404,500円 含み益98,500円
・6623 愛知電機 100株 買値3,615円 株価3,945円 時価394,500円 含み益33,000円
・7330 レオス・キャピタルワークス 300株 買値1,358円 株価1,268円 時価380,000円 含み益▲27,000円
・8306 三菱UFJフィナンシャルグループ 400株 買値1,067円 株価1,392円 時価556,800円 含み益130,000円
現金 95,517円
時価総額 2,310,237円 含み益310,237円 含み益率16%
仮想運用分
・2372 アイロムグループ 買値2,003円 時価2,016円
・4498 サイバートラスト 買値2,160円 時価1,914円
・6758 ソニーグループ 買値14,540円 時価14,475円




