二百年大修行 序
二百年大修行。五人が一度別れる
天上界に着いた。
「そう言えば、僕達ってどんぶりうなぎさんの命が混ざってるんですよね?じゃあ、寿命も天上界の人達と同じ万年なのでしょうか?」
ツルギが答えた。
「あなた達は天上界、地上界のハーフですので、五千年ぐらいでしょうね。」
「今の俺様達の年齢は何歳ってことになるんだ?」
「そのまま、十代二十代です。ですから、あと五千年ほど生きられるでしょう」
「ふぇ〜、大分生きるな…。」
フェニックスが苦笑いする。
すると、バジリスクが真面目に話し出した。
「聞いてくれ。どんぶりうなぎは戦争が起きるかもしれない、って言ってたよな?」
「ああ」
「その時に役に立てるように修行をしないか?」
「いいな、皆で何か道場でも探して頑張ろ…」
「違う、サンガー。皆じゃない。個々でだ」
「…え?」
「俺達はそれぞれ違った力、技を持っている。だから、別の修行の仕方があるはずだ。だから、一度別れて学ぼう。」
「…………。」
全員が黙る。
沈黙をタマが打ち破った。
「確かに、別れるべきですね。ですが、今すぐに、という訳にはいかないでしょう。どうですか、以前私達三人が通っていた道場があります。そこで別れ前に皆で波動を習ってみては?」
バジリスクが納得した。
「それがいいな。異論は?」
誰も言わない。
「じゃあ、そうしよう。タマ、修行っつーのはどれくらいの時間がかかるんだ?」
「波動も個々の修行も合わせると二百年ぐらいですかね」
「二百年!?俺達死…」
「大丈夫ですよ、フェニックスさん。天上界の二百年は地上界の二〜三年ですから」
タマがにこやかに否定する。
「そうか…。」
ツルギが続ける。
「そうしましょう。まずは五人で波動を習い、その後個々で修行し、合わせて二百年後にまた会うという事で」
全員、異論はない。
「ここが…お前らが通っていた道場か?」
「はい。では、参りましょう。」
ガラララッ!
「おや、新入りかい?」




