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第26話 東鶴間、三回裏

 三回裏。


 打席には、高柳龍二郎。


「よし……じゃあ、行ってくる」


 そう言って、

 高柳は右打席に立った。


「……スイッチヒッターかよ」


 東栄ナインが、ざわつく。


 左腕・渡辺義明が投げ込んだのは、

 外角低めのストレート。


 高柳は、迷いなく振り抜いた。


 打球は、右中間へ。


 ツーベース。


 強豪校の空気が、わずかに揺れる。


 二番、高橋雪夜。


 雪夜も、右打席。


「……スイッチが二人?」


 東栄ナインが、ざわめく。


 渡辺の内角ストレート。


 その瞬間――


 雪夜は、バットを寝かせた。


 サード方向への、セーフティバント。


 完全に、裏をかいた。


 処理が遅れ、

 雪夜は一塁を駆け抜ける。


 ――セーフ。


 ランナー、一塁三塁。


 東栄ベンチが、動揺する。


 三番、新井元気。


 左打席。


 渡辺の高めストレートを、

 しっかり当てる。


 打球は、センター後方へ。


 犠牲フライ。


 ――1点。


 スコアは、13対3。


 ワンアウト一塁。


 四番、天宮真十郎。


 ツーベースヒット。


 ランナー二塁三塁。


 ここで――


 東栄バッテリーの目が、変わった。


 五番・渡辺貴明。


 変化球攻め。


 三振。


 六番・中田大。


 三球三振。


 反撃は、ここまで。


 だが。


 十分すぎるほど、嫌な攻撃だった。


 そして、四回表。


 再び、東栄の上位打線。


 ここからが――

 天宮真十郎 × 高橋雪夜。


 一年生バッテリーの、真価が問われる。

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