表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/134

第18話 打順と守備決め

 試合当日を迎える前日。

 東鶴間高校野球部の面々は、部室に集まっていた。


 いよいよ――

 東栄高校との練習試合が迫っている。


「よし」


 キャプテンの渡辺貴明が、静かに口を開いた。


「ポジションを決める」


 部室の空気が、ぴんと張り詰める。


 誰もが、黙って渡辺の言葉を待っていた。


「一番、ファースト……高柳龍二郎」


「……はい」


 高柳が、短く答える。


「二番、セカンド……高橋雪夜」


 雪夜は、ゆっくりと頷いた。


「三番、センター……新井元気」


「よっしゃ」


 新井が、小さく拳を握る。


「四番、ライト……天宮真十郎」


 天宮は、静かに息を吐いた。


「五番、キャッチャー……渡辺貴明」


「六番、レフト……中田大」


「七番、サード……進藤竜也」


「八番、ショート……六条遊人」


 六条は、少し緊張した表情で返事をする。


「九番、ピッチャー……座間康太」


 名前が呼ばれるたび、

 それぞれが“試合に出る覚悟”を胸に刻んでいった。


「控えは――」


 渡辺は続ける。


「佐々木冬次郎、田中三郎、中山太郎」


 それで、全員だった。


 このメンバーが――

 東栄高校と戦う、東鶴間野球部のオーダーだ。


「異論はあるか?」


 誰も、口を開かなかった。


「……よし」


 渡辺は、ゆっくりと頷く。


「これで行く」


 その言葉と同時に、部室の空気が切り替わった。


 オーダーが決まった。

 もう、逃げ場はない。


 野球部の面々は、グラウンドへ向かい、最後の調整に入った。


 そして――

 数日が過ぎる。


 ついに、

 東栄高校との練習試合当日 を迎えることになる。

 どのような結果になっても、彼らは前を進むことになる。

 それが、今の東鶴間高校野球部なのだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ