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転生ぬいぐるみ、俺は〈十八〉の全女ソウルライクBOSSたちに真の終局をもたらす!  作者: 野間羊
第2巻 コロティア編

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第8章 残火

 確かめるために、青い蛍のところへ行き、遺燼祭壇イジンサイダンに入った。


 丸太小屋はあのままだ。フラグはベッドの端に座っていて、ぼんやりしているようでもあり、何も考えていないようでもあった。


「……また来たのか。」


「会いたかったから? フラグ。」 半分冗談で言った。


「会いたくない。用があったらさっさと言え。」


「俺の乗り物の烁殻虫シャクカクチュウ、お前が助け戻したんじゃないか?」


「具体的に言うと——あれは私の能力の影響下で生まれた産物だから、他の世界に行ったら私の管轄になるだけよ。」


「それでも感謝する。あいつの怪我はどうなってる?」


「そこにいる。自分で見ろ。」


 顎をしゃくった。


 その方向を見る——隅っこで一団の炎が静かに燃えている。烁殻虫がその中に放り込まれていた。


「お前……!」


 駆け寄って火を消そうとする。腕の布地が焦げて、小さな火花を散らす。


「どうしてそんなことができるんだ?! あいつの怪我はそんなに重いのか? お前があいつを構わなくても、俺があいつを大事に思ってるくらいわかるだろ! なんで火の中に直接放り込んだんだ!」


「説明するのが面倒くさい。」


【なんだこの人……】


 手当たり次第に火を消し止めた。地面には燃え残った残骸だけが残っていた。灰。砕けた水晶。それに何枚か焼け焦げた甲殻。


「……あいつ、破晶嶺にいない状態で、ここまで持っただけでもましな方よ。」


 フラグがため息をついて、ようやく口を開いた。


「どういう意味だ?」


「あれはあの世界の産物じゃない。本来は生きていられないの。でもお前が餌をやって、かろうじて息を繋いでた。ただね——」 彼女は間を置いた。「何かに攻撃されたんだろ? そのかすかな息も絶えた。」


【……地響きの波だ。】


 護馬甲のあの一撃を思い出した。烁殻虫はその時ひっくり返って、後で無理に立ち上がった。あの時にはもう……


「私の手に来る前から、中はボロボロに砕けてたのよ。」 フラグは顔をそらした。「私のせいかと思ってた……はあ、つまらない。なんでこんなこと言わなきゃいけないの。」


 言い終わると同時に、祭壇の風景が突然変わった。何かの力に引き寄せられるように、目の前の場面がフラッシュバックする——


 フラグがベッドの端に座ってぼんやりしている。青い炎が突然彼女の手のひらで脈打つ。彼女はうつむいて、その手のひらの中の炎を見る——炎の中心には、もう数片に砕けてしまった烁殻虫があった。


 彼女はそれを長い間見つめていた。あまりにも長く見つめていたので、その破片がさらに何本か折れた。そして彼女は立ち上がり、それを隅の炎の中に放り込んだ。


 映像が消える。


「……わかった。誤解してた。ごめん。」


「何を謝るのよ。」 彼女はこちらを全く見なかった。「どうでもいいし。」


【システム通知:好感度——フラグ、現在の好感度:25%。】


【それがどうでもいいってのか?】


 口には出さなかった。


「お前の体の中に、まだ私の世界のものが残ってないか?」


「ああ、水晶の欠片がもう一つある。」


「よこしなさい。どうせお前が持っててももう役に立たないから。」


「わかった。」


 欠片を彼女に渡す。烁殻虫ももういないし、持っててもバッグの邪魔になるだけだ。


【何とか自分を慰める理由を見つけないとな……でも考えれば考えるほど鼻の奥がツンとする。】


「……まあいいや。」


「さっきあの小さな虫のこと、乗り物って呼んでたわね。」


「そうだ。俺は速度が遅すぎるから、あいつがいるとすごく便利なんだ。」


「あなたの速度、別に遅くないじゃない。」


「あいつに乗ってお前と戦ってたからだよ。」


「……そうだったの? 気づかなかったわ。」


【やっぱり全然気づいてなかったんだな……】


「で、その欠片はどうするつもりなんだ?」


「まだ決めてない。」 フラグは欠片をベッドの端に放り投げた。「つまらない。あなたには自分のやることないの?」


「わかったわかった。もう行くよ。」


 向きを変えて、また立ち止まる。


「……ありがとう、フラグ。」


 彼女は答えなかった。


 青い蛍に触れて、教会に転送した。

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