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転生ぬいぐるみ、俺は〈十八〉の全女ソウルライクBOSSたちに真の終局をもたらす!  作者: 野間羊
第7巻 マルコ編

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幕間 裏庭

「おかえり、リリィ。その体……どうしたの?」


「体? なんでまだくっついてるんだ……大丈夫、ちょっと変な液体がついてるだけだよ。」

「火のそばで炙ってみたら? もしかしたら取れるかもしれない。」

「わかった、ありがとう朔。」

「どういたしまして。」


【朔が笑った? どうやら機嫌がまた良くなったみたいだ。彼女が不機嫌だったのは、俺がこの輪廻世界でまた長く時間をかけすぎたせいかもしれない。】


 朔の言う通り、まず篝火のそばに座ってみることにした。


 その時、珂拉と席雅がいないことに気づいた。そして俺の体についた液体は、しばらく火で炙っても何の反応もなかった。


 やはり先に祭壇に行こう。もしかしたらマルコならこの液体の処理方法を知っているかもしれない。


「朔、先に祭壇に行ってマルコに液体のことを聞いてくる。珂拉たちは?」

「まだ解決していないの? わかった、彼女たちに少し待ってもらうわ。」

「うん、すぐ戻る。」


【珂拉の誕生日パーティーはまだ始まってないのか? 教会の中では時間があまり経ってないのかもしれない。もう終わったかと思ってた。】


 そこで蛍に触れ、祭壇に入った。


 しかし、なぜみんながいない?


【木の家に誰もいない。彼女たちはここにいる限り外のことはわからないはずだ。まさかパーティーに行ったのか?】


 そう考えていると、コロティアの部屋から声が聞こえてきた。


「どうやら誰かもパーティーに参加したいみたいね。入れてもいい?」


 ソノラの声だ。もう俺に気づいている。


「誰? ああ、リリィ! 開けるね。」


【声が大きいし、しかも心の奥から聞こえてくる。コロティアで間違いない。】


【彼女の特殊CGを解放してからというもの、コロティアは全体的にずっと自信を持った。というより、俺と積極的に関わろうとするようになった。】


 すぐに扉が開いた。


「リリィ、また新しい友達を連れてきたの?」


 コロティアは……もう手話を使っていない? みんなに心の声が聞こえることに慣れたようだ。ただ、思ったことをそのまま口にする人は珍しい。


「そうだよ。でもどうやって入ったんだ? そこは君だけの……えっと、俺との部屋じゃなかったか?」

「私が望めば、この部屋は無限に広がって、みんなが入れられるってわかったの。だからパジャマパーティーを開いてるの……新しい友達を歓迎する意味も込めてね。」

「それはいいな。遺燼を置いたら、彼女を入れてやってくれ。」

「リリィは来ないの? ヴィロシが新しいゲームを教えてくれてるの、すごく楽しいよ。」

「主に外で待ってる人がいるから、ちょっと難しい。また今度な。」

「あらあら、本当にじっとしていられない子ね。忙しく動き回って。」


 ソノラが仕方なさそうに言った。


「わかった、みんなに伝えておく。」


 そこでまず空いている場所にマルコの遺燼を置き、彼女が少しずつ形を成すのを待ってから、体についた液体をどうにかしようとした。


「ここは? リリィ? なんで走ってきたの?」


 ココアの体が完全に現れると同時に、俺を抱き上げた。彼女が今保っているのは、子供の姿——本来の彼女の姿だ。


「ココア、心配しないで。ここが俺の言ってた場所、友達を作る場所だ。」

「友達? うん、ここは友達を作るのにぴったりだね。だって温かいもん。」

「うん、後でこの部屋に入れば、友達が見つかるよ。」


 コロティアとその背後の部屋を指さした。


「そうだ、ココア。これ、あげる。」

「何?」

「まず降ろしてくれ。」


 ココアは一瞬固まり、俺を地面に降ろした。バッグに手を伸ばし、虫の形をした道具を取り出して、手のひらに乗せて差し出した。それは相変わらず、虫の形で、硬い。


 ココアは受け取り、二度ほど裏返して見た。

「これ、何?」

「俺もわからない。でも握ってみて。」


 彼女はそれを手に握り、しばらく握っていた。そして感じた——その道具が彼女の手のひらの中でゆっくりと柔らかくなっていく。


 溶けるのではなく、あるべき形を見つけたかのように。表面に産毛が生え、丸っこくなり、小さな塊に縮んだ。何の動物かわからないが、耳が左右で高さが違う。


 ココアはそれを捧げ持ち、しばらくじっと見つめていた。

「これ、あったかい。」

「気に入った?」

「うん。」 彼女はぬいぐるみを頬に当ててこすった。「ありがとう、リリィ。」


 彼女はこれが何なのか、それ以上追及しなかった。ただそれを手に抱え、静かにしていた。ずっと待ち望んでいたものを、ようやく手に入れたかのように。


「リリィの体から、まだママの酒の匂いがする。」


 ココアが俺の体についた変な液体に気づいた。

「そう、ちょうどどう処理すればいいか聞こうと思ってた。何か方法ある?」

「小動物が体の水を振り払うみたいに、もっと動いて。大きく動けば動くほど、消えるよ。」

「そうか? じゃあ試してみる。」


 体を振ってみた。すると本当に液体が消えた。しかし突然、手の中に何かが増えていた。


【美味しい水? 違う、こんな危険なアイテム、いらない。待て、説明に無害って書いてある。本当か?】


「安心して、リリィ。あなたが手に入れた水は攪拌されてないし、ママが最後に投げ入れたものも入ってない。だから怪物にはならないよ。」


【よく考えれば、確かに材料が足りてない。多分大丈夫だろう。ちょうどコーラへの贈り物にできる。】


「そうだな、ありがとうココア。」

「どういたしまして。ところで、彼女は誰?」

「こんにちは小さなお嬢さん、私はコロティア。パーティーを開いてるの。一緒に遊ばない?」

 コロティアはさすがに優しく、マルコを直接誘った。

「リリィにはまだやることがあるから、私、おとなしくするね。ありがとう。」

【ココア、また俺を見抜いたのか? この超読空気能力、俺にも欲しい。】


「お礼なんていいのよ。当然のことだし。あなたもたくさん助けてくれたでしょ? 楽しんでね。」


 そう言うと、ココアはうなずいてコロティアのそばへ歩いていった。コロティアは俺に笑いかけ、ココアが部屋に入ると扉を閉めた。


 外に戻った。

「出たよ、朔。」

「うん、彼女たちのところへ行こう。」


 朔について石座の裏へ回った。まさかここに小さな扉があるとは。


 その扉の外には、質素だがなかなか良い環境の裏庭があった。


 教会の外に裏庭があるとは思わなかった。しかもこの裏庭は輪廻世界の影響を受けず、教会に守られているようだ。


 ここは席雅がかなり上手く飾り付けていて、少なくとも必要なものは何でも揃っていた。


「珂拉、目隠しを外していいよ。」

「うん。」


【まさか席雅が珂拉に目隠しをしていたとは。なかなかやるな。】


 珂拉が目隠しを外すと、この光景が目に入った。

「これは?」

「誕生日おめでとう、珂拉。」


 ほぼ三人同時に叫んだので、逆に珂拉は少し戸惑ってしまった。

「ありがとう。すっかり忘れてたよ。」

「珂拉、この飾り付け気に入った? ごめんね、本当に頭を絞っても何を贈ればいいかわからなくて、こんなパーティーを準備するしかなかった。私たちしかいないけど。」

「誰も贈り物がないなんて言ってない。」


 席雅が不思議そうに俺を見た。

「この水は藍火蛍(アイカホタル)っていうんだ。この輪廻世界で一番美味しい水で、一日中幸せにしてくれる。これは俺たちが心を込めて準備した贈り物だ。受け取ってほしい。」


 急いで手に持った瓶を差し出した。

「気持ちだけで十分だけど。でもなかなか良さそうだね。」

「じゃあ飲んでみて、珂拉。きっと気に入るよ。」


 珂拉が一口飲むと、目を見開き、もう一口じっくり味わった。口元が思わず微かに上がっている。はっきりとはわからないが、この水には本当に噂通りの効果があるようだ。


 こうして、このパーティーは完全なパーティーになった。このサブクエストの解決は少し意外だったけど。


「リリィ、こんなものは存在しないって言ってなかった? どうやってまた手に入れたの。」


 席雅がこっそりそばに来て聞いた。

「実は俺も本当にあるとは思ってなかった。マルコのおかげだ。」

「でも水を持ってきてくれてありがとう。本当に良かった。珂拉が笑うのを見て、私も特に嬉しいよ。」

「どういたしまして。君もここを素敵に飾り付けたじゃないか?」


 朔はそばで多くを語らず、パーティーのお菓子を楽しんでいた。


 休息時間の中で最も気楽な一度だった。これからもこんな時間がよくあるといいな。

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