第14章 弾跳
【でもこの膠質化した二体の怪物を見る限り、刺剣一本で素早く殺すのは難しい。刺して少しずつ削るしかない。いったん教会に戻って、コーラに別の武器に換えてもらうか?】
しかし決断する間もなく、周囲のものがどんどん少なくなり、「女王」がすぐに俺に気づいた。
「喋るぬいぐるみ? ここで会えるとは、本当に運がいい。」
【まさか敵意を見せない?】
「ええ、またお会いできて嬉しいです、女王様。」
「ご丁寧にどうも。あなたのおかげで、私の愛しい娘が素直に言うことを聞くようになったのよ? 今の姿を見て——なんて強くて、完璧なの。」
「そうそう、俺もそう思う。」
【確かに俺が目を抉ったけど、共犯扱いは困る。俺は何も知らなかったし、今も何とかして返そうとしている。】
「あなたにも叶えたい願いがあって、子供たちについて私に会いに来たのでしょう?」女王が俺を見る。「言ってみなさい。普通の玩具に戻りたいのか、それとも別の何か? まさか私に会いたいだけではないでしょう?」
「美味しい水を探しに来たんです。」
「美味しい水? ははは——小さなぬいぐるみが飲むのか?」
「もちろん違います。でももう必要なくなりました。」
「じゃあなぜ戻ってきた?」
「様子を見に。何せココアとは友達だから。」
「友達?」
【どうした? なぜそんなに怪訝な顔をする?】
「私の愛しいココアが、あんなに粗末で醜いぬいぐるみと友達なわけがない。ここで冗談を言わないで。」
「冗談じゃない。本当だ。信じないならココアに聞いてみろ。」
「彼女が言ったわ、あなたは嘘をついていると。」女王が俺に手を伸ばす。「用がなければあっちへ行きなさい、玩具。そうだ——あなた、彼女の目を持っているでしょう? それを私に渡しなさい。玩具がそれを持っている必要はない。」
「なぜ渡さなきゃいけない? ココアに渡すのか?」
「これは命令よ! このクソ玩具! 二度言わせるな!」
「もし渡さなかったら?」
「渡さなければ私に逆らうことになる。そして私はあなたを死なせることに決めた。」
「どっちが死ぬかはわからないぞ。」
もう戻る暇はなかった。刺剣を抜き、「女王」が伸ばしてきた手に穴を開ける。
「ああ! 私を傷つけるとは! 飲み込め、ココア!」
傍らで他のものを呑み込み続けていたココアが、一瞬で体をこちらへ移動させた。彼女は俺をじっと見つめ、もう俺のことをまったく認識していない。そして自分の体を球体に丸め、弾みながら俺に向かって突進してきた。
急いで翼耳を羽ばたかせて低空飛行する。彼女は着地の反動でどんどん高く弾み、しつこく追いかけてくる。地面は彼女に叩かれるほど深く抉られ、着地点の地面は少しずつ彼女の体に呑み込まれていく。
時々振り返ってチャンスを探る——しかし彼女がどこにいるのかわからないこともある。空中から徐々に落ちてくる影を見るまでは。
どうしようもない。彼女は膠質の球で、風船じゃない。俺の刺剣は彼女にとって弾む道の上の棘に過ぎない。適当に刺せば、抜けなくなるかもしれない。
「追え追え! あそこだ!」
「女王」がまだ方向を指している。
地面が早く制御不能なココアに呑み尽くされることを願うしかない——そうすれば彼女はもう弾めなくなる。幸い、ココアの膠質には他の能力の加護がなく、呑み込むほど大きくなることはない。
体力がもうすぐ尽きる。しかし地面はまだある。地面にはまだ多くの穴があり、その穴が膠質球の反動を制限している。飛べなくなって着地した時、膠質球は大きな穴に嵌まったようだった。
「どうした? ココア、何か別のものになって這い出ろ。」
しかしココアは「女王」の言うとおりにしなかった。彼女は自分を嵌めている穴の縁を少しずつ呑み込み、また弾み始めた。
柱にもたれて息をつく。体力ゲージはあと少ししかない。翼もまだだるい。ココアの球体がまた近くに着地し、新しい穴を開け、弾んでこちらへ飛んでくる。
横に転がってその一撃を避ける。地面が砕け、破片が全身にかかる。
【ずっと避け続けるわけにはいかない。彼女が弾むたびに地面が減っていく。この地面全部を呑み尽くされたら、立つ場所さえなくなる。】
しかし力押しもダメだ。一度刺したが、刺剣は膠水に刺さるように入り、抜くときは粘液を引きずり出した。彼女は速度すら落とさなかった。
ココアが再び弾んだ。今回は前より高く。空中で徐々に大きくなり、俺に向かって落ちてくる——
その時、思い出した。
バッグの中のあの小球。
酒場の床下から見つけた、青い蛍が確認した特殊アイテム。今まで何に使うのかわからなかった。
ココアの球体が落ちてきた時、バッグから小球を取り出し、彼女に向かって投げた。
小球は手を離れた瞬間に変わった。手のひらサイズの球ではなく、何かの力で内側から押し広げられるように、空中で膨らみ、伸び、形を変え——そしてココアと同じくらいの膠質球になり、彼女に向かってぶつかっていった。
二つの球が空中で衝突する。
音は大きくない。二つの泥がぶつかり合ったような音。しかし衝撃は本物だ。ココアは空中で弾き返され、着地して二回転がり、止まった。俺の球も地面に落ち、すぐそばで止まる。
ココアの球体の表面が一部凹み、ゆっくりと元に戻ろうとしている。俺の球もゆっくりと元の大きさに戻っていく。
【……なるほど、この小球はココアと同じものになれるのか?】
ココアがまた弾んだ。今回は賢くなり、まっすぐ突っ込まず、空中で角度を調整し、側面から俺の球にぶつかる。二つの球が再び衝突し、弾き離れ、それぞれ転がる。
今回ははっきり見えた——ココアの球体が遅くなっている。衝突のたびに、元の形に戻る時間が前より少しずつ長くなっている。俺の球も同じだが、彼女ほど顕著ではない。
【彼女は消耗している。そして俺には彼女と衝突できるものがある。ちょうど彼女の優位を打ち消せる。】
ココアがまた弾んだ。




