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転生ぬいぐるみ、俺は〈十八〉の全女ソウルライクBOSSたちに真の終局をもたらす!  作者: 野間羊
第7巻 マルコ編

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第10章 藍赤色

 しかしともかく、まずココアを助けなければ。


 急いで後を追い、「女王」が残した痕跡を辿ってこの部屋から出ようとした。歩いているうちに、直接壁にぶつかった。壁は膠質で、硬いのに少し弾力があって、ぶつかると跳ね返されて地面に尻餅をついた。


 尻が痛い。顔を上げて見る。模様もなければ、壁と少し違う隙間すら見当たらない。


【ここには扉すらない。さっき「女王」はどうやって出たんだ? いや……彼女自身があの膠質の人間だ。そのまま溶け込めば通れるのか。】


 膠質なら、と刺剣を取り出してみる。刺すことはできるが、力では到底切り裂けない。刺すだけでは、いつまでかかるかわからない。


【腐蝕術(フショクジュツ)は効くか? でも腐蝕は金属にしか効かない……金属に効く。】


 思わず、液体を吸い上げていたあの管を見上げる。


【あの管、金属に見える。飛んでいって試しに穴を開けて、中に入ってみよう。】


 すぐに飛び上がり、管に向かって腐蝕術を使う。やはり効いた——管はすぐに腐蝕されて大きな穴が開き、腐蝕がひどすぎて前半分がそのまま落ちた。


「よし、これで入れそうだ。」


 腐蝕が終わるのを待って、管の中に潜り込む。中にはさっき運ばれていた液体がまだ少し残っていて、匂いを嗅ぐと、なんと香りがした。ぬいぐるみでなければ、きっと食欲をそそられただろう。


 もしかしたらこれが、ココアが言っていたあの美味しい水なのかもしれない。第一印象は悪くなかった。


 でも飲む勇気はない——この液体が以前あった場所は、子供たちだったのだ。何でできているかわからない。


 すぐに分岐点にたどり着いた。様々な方向に伸びるたくさんの管が繋がっている。


【しまった、この液体が最終的にどこへ行くのか、まったくわからない。違う管を選んだら、ココアを助けられないどころか、あの水も見つからない。】


 突然、二本の管から大きな物音がした。後ろに下がろうとしたが、もう二つの管の口から噴き出た液体に巻き込まれていた。速度は極めて速く、出口で何かが強く吸い込んでいるようだ。俺もその流れに乗って、どちらかの管に押し込まれる。


 強制的に液体を少し飲まされた。飲んだ後、体中がずっと元気になった——味はわからないが、あの感覚はとても良かった。


 スタミナゲージに、黄色の一時的な体力が少し追加された。こんなボーナスがあるなら、味も悪くないだろう。


 ついに、管から大きな木の樽の中に落ちた。すぐに蓋をされ、飛び出す暇もなかった。しばらく揺られた後、木の樽は下ろされた。


 蓋が誰かの手で掴まれて投げ捨てられる。木の樽が勢いよく傾き、俺も一緒にもっと大きな容器の中へ落ちた。


「あなたに合う調合方法を見つけたわ、ココア。私の愛しい子、ぜひ味わってちょうだい。」


「女王」が他の木の樽を容器に注いでいるのが見える。液体はまだ混ざっておらず、色もバラバラだったので、今のところ見つかっていない。


 ココアは王座のそばの椅子に座っていた——いや、縛りつけられていた。


「女王」のもう一方の手は、遠くにあってもしっかりとココアを掴み、椅子に押さえつけている。ココアはまったく動けない。この「女王」は、ココアがもう離れることを望んでいないのだ。


「女王」が時々振り返ってココアを見て、ちゃんと学んで味わうようにと言っているのに気づく。


 床の木の樽はもう少ない。もし「女王」が何かを調合しようとしているなら、攪拌を始める前に容器から出なければならない。


「女王」が振り返った隙に、少しずつ上へ移動する。もうすぐ口のところだというのに、「女王」はもう振り返らなくなった。


「よしよし、あと一樽で十分だ。そろそろ攪拌を始めよう。」


「女王」は自分の体の一部を分離させた。その小さな塊が隣の柱まで漂い、レバーを引き下げる。巨大な攪拌機が「女王」の頭の上からゆっくりと降りてくる。


【しまった、早く出ないと攪拌されて死ぬ。バレてもいい!】


「ママ、この木の樽の中には、何が入ってるの?」


「まあ! 私の愛しい子! やっと聞いてくれたわ! もちろん世界で一番素晴らしい液体よ——変な色のもあるけど、全部必要な調味料なの。」


「女王」がようやく振り返った。急いで加速して耳を羽ばたかせ、容器から飛び出す。着地後、スタミナを半分消費して転がり、柱の陰に隠れた。どうせぬいぐるみだ。まともに走ったら時間が足りない。


 ココアはもう俺に気づいていた。彼女がようやく口を開いたのは、「女王」の注意をそらすためだったのだ。


 攪拌機が容器の中の液体を攪拌し始めた。液体は少しずつ混ざり合っていく——色とりどりだったのに、攪拌が終わると四層に分かれた。それぞれの層の色が違う。最後に「女王」が何かを投げ入れ、四層の液体が燃え上がり、消えると泡立ち始めた。


 泡立ちが終わると、大きな容器の中の液体は藍赤色になっていた。


【どうやったんだ……待て、藍赤色の液体? まさかこれが、ココアが言っていた、彼女の母親しか調合できないあの強い酒じゃないか?】


 酒場の女将と「女王」が同一人物?


 でもそんなはずがない。

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