表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神さん  作者: もか
第2章「死神と生贄のはなし」
38/41

20話「死神の歴史」

しかし、死神界隈は多忙だった。

各地で起こる爆発。たくさんの死。どれだけ死神がいても足りないほどだった。

そんな中捧げられた生贄。ショウの親、当時の日本の中の死神の長が生贄を死神として労働させよう!というバカな考えを思いついたらしい。

日本で絞ると戦国時代は死神が最も多かった時期らしく、そこから徐々に減少していたところで、戦争が始まり爆発的に全国での死者数が増え、死神不足になったらしい。

生贄が死神となることで、村の不幸はなくなる。

村の人々はそのことも知らずに、毎年お盆に生贄を捧げるようになった。

最初は何人か受け入れていたが、終戦と共に死者が少しずつ減っていき、三年ほど経った頃には死神が無駄にたくさんいた。

そこで長が引退とともに、これまで受け入れた元人間の死神を地上に戻すと決めた。死神労働が終わると歓喜した人間たちは記憶を消され、地上に戻された。

生贄が戻ってきた。その事実に村は慌てた。

生贄の様子は最初こそおかしかったらしく、『もう、大丈夫』と言ったり、『死神様満足』などと言っていたが、すぐに普通に戻り、戻ってすぐの記憶もさっぱりなくなった。

けど、村はまた生贄を捧げてきた。わざわざ戻ってきた生贄に伝言を託したのに。

生贄が行き着く先は一緒なので、もちろん冥界にきた。

その時にはショウが長になっていたため扱いに困ってしまい、悩んだ末に一年だけ死神労働をすることに決めた。

基本人間は死神労働を嫌うため、現世と冥界の狭間で相手の名前を奪えば、労働をやめられると言えばすぐにのった。

新はその誘いを魅力的に感じなかった。むしろ、こっちの方が楽しそうと思った。その結果、今の状況になっているのだが。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ