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☆第12回ネット小説大賞入賞☆重版御礼☆稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜  作者: 撫羽
第3章 みんなで行こう!

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245/272

245-アースランがやって来た

「ちゅぎは、いくからね」

「はいなのれしゅ! 魔王さまに、早く会いたいのれしゅ!」


 ふふふ、本当に好きなのだね。


「バットはラウも好きれしゅ」

「ええー、しょうなの?」

「はいれしゅ。だって魔王さまもラウが好きなのれしゅ。親友なのれしゅ!」


 そういえば、ちょっと前にそんなことを言ってたっけ。魔王が好きだからバットも俺が好きだと。じゃあもし俺が魔王に嫌われてたら、バットも嫌いなのかな?


「嫌いなら、バットが遣わされてないのれしゅ」

「しょうらね」


 そりゃそうだ。嫌われていたら、こうして何度も行ったりできなかっただろうし。

 初めて行った時に顔面に着地して、しかも出ちゃってたのによく嫌われなかったものだ。あの時も魔王は笑ってたっけ。


「まおうは、いいひとらものね」

「しょうなのれしゅ!」


 パタパタと嬉しそうに飛び回っている。バットって魔王を褒められると、とっても喜ぶ。魔王のペットだと自分で言っているし、崇拝しているのじゃないか?


「魔王さまより、かっこいい人はいないのれしゅ!」


 小さくてモフッとした胸を張るバット。蝙蝠より怖そうな見た目をしているのだけど、目が大きくてクリクリしているから角があっても可愛く見えてしまう。


「じゃあ今夜はもう帰りなさいな」

「うん、いつもありがと」


 そう俺が言うと、精霊女王の周りにポポンと花が咲く。ああ、喜んでくれているんだって分かる。

 精霊女王の気持ちに反応して、花が咲く。俺がありがとうと言うと、いつもポポンと花が咲く。

 そうして、俺は帰され朝まで爆睡だ。ちなみに精霊女王と話している間、ずっとミミは爆睡だった。いつものことだから、もう誰も起こそうとしない。

 翌日、朝から父はいなかった。


「早朝に登城されましたよ」

「きのうのことかな?」

「さあ、フクは何もお伺いしてませんよ」


 おフクが聞かされてないなら、そう気にすることないかな。なんて思いながら朝食を食べていた。

 食べ終わって、ちょっとお庭を散歩しようかなってお外に出たら母も散歩していて、その時に教えてくれた。


「ラウ、今朝は少し遅かったのね。よく眠っていたのかしら?」

「あい。めっちゃぐっしゅり」

「ふふふ、あらそうなのね」


 昨日はちょっと疲れちゃったし、夜に精霊女王に呼ばれたから。今朝俺はいつもより起きるのが少し遅かった。

 俺はまだ3歳児だから、お昼寝もしたい。でも昨日はできなかったから、結構フラフラだったの。

 それで、今朝早くに父が登城した理由だ。


「昨日の王子殿下の件を調べると言っていたわよ。ああ、それと魔王とのことも進展があったらしいわ」

「まおうれしゅか?」

「ほら、前に交易をすると言っていたでしょう?」


 ああ、そっか。こっちからお砂糖や調味料、果物等の食料を。魔族の国からは魔石をと話していたっけ。もうすっかり忘れていた。

 それで両国が提供する品目が決まって、契約を交わすらしい。え? 契約を交わす?


「かあしゃま、まおうがくるのれしゅか?」

「あら、それはないわね。責任者みたいな人がくるのじゃないかしら?」


 ああ、そっか。じゃあ俺の知らない人だね。と思っていると、すぐそこの空間に黒いモヤモヤが渦を巻いた。

 え? なんだ? 新手の襲撃か? と思っていると、黒い渦の中からゆっくりとアースランが出てきた。


「ラウ! 久しぶりですね!」


 そう言いながら、俺をヒョイと抱っこした。


「今日は魔王様も来たいと言うのを、置いてきちゃいました。魔王様が会いたがっておられますよ」

「あーしゅらん、ひしゃしぶりらね」

「はい。ふふふ、ラウは甘い匂いがしますね。食べたくなっちゃいます」

「え……」

「食べませんよ。魔族は人を食べたりしません」


 おう、びっくりしちゃったじゃないか。


「おや、ミミもいたのですね。ミミはどうでもいいのです」

「みゃ、なんみゃ? あーしゅらん、かんじわるいみゃ!」

「ほら、みゃーみゃー煩いですよ」

「ひろいみゃ! あーしゅらんは、いつもみみに、ちゅめたいみゃ!」

「おや、そうですか? 精霊と仲良くしようとは思いませんからね」


 こらこら、ちょっと落ち着こうぜ。母は動じず、にこやかにしているけど。

 でもほら、母の蟀谷をみてみな。血管が浮き出てるだろう? あれってちょっぴり怒りモードだぞ。


「ああ、奥方様。失礼いたしました。突然お邪魔いたしまして申し訳ありません」


 そう言って、丁寧に頭を下げた。よしよし、そういうのは母は評価するから良い感じだぞ。間違っても、俺を食べてしまいたいなんて言ってはいけない。

 でも、母ったら鬼のような二本の角があるアースランを見ても動じないって、肝が据わっている。


「本日は契約のために参りました」

「あら、ご丁寧に。でも契約ならここではありませんよ」

「ええ、存じております。ですが、せっかく人の国に行くのならラウの可愛らしいお顔を見ようと思いまして、立ち寄りました」

「まあ、ふふふ。ラウは可愛いですものね」

「ええ、本当に。魔王様もラウのことは親友だとおっしゃるくらいですよ」


 いやいや、とってもにこやかに会話をしているけどいいのか?


お読みいただき有難うございます!

宜しければ、是非ブクマや評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


実は今、カク●ム様で『溺愛は最上級爆裂魔法のあとで〜ちびっ子従者は運命を巻き戻す〜』という新作を投稿してます。

コンテストにエントリーするためなのですが、それを投稿し出してから、どれをいつ何話を投稿するのか覚えていられなくなりました(^◇^;)

今日はどれを投稿するんやったっけ?みたいな感じです。新作は毎日なのですけどね。

よろしければ、読みにいらしてください〜!

ザマァから始まるちびっ子ものです(^◇^;)


実は今、書籍化作業が二本同時に動いてます。新しくイラストになるキャラの設定をするのがまた、超手間がかかるのです。

それがあったり、鬼改稿だったり。

頑張りますよ〜!楽しみにしていただけると嬉しいです!よろしくお願いいたします⸜(*ˊᵕˋ*)⸝


とうとう明日!ラウ②が発売です!

この↓表紙を見つけたら迷わず手に取っていただけると嬉しいです!₍₍ (̨̡⸝⸝˃ ᵕ ˂⸝⸝)̧̢ ₎₎

挿絵(By みてみん)

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