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イメージなんて湧かない
「まあ、確かに作家がこういう人だから評価を上げるとか下げるとかはやりたくないよね」
「そもそも十年とか二十年とか昔の作品だったら気にする方がおかしいまであるからな。それが百年にもなればなおさらだ」
それこそ百年も昔になれば作家のエピソードなんて逸話くらいにしか認識されないだろうし、下手らしたらどこの誰という情報すら手に入らないだろう。
「作品と作者を分けて考えるってつまり、言ってみれば作者の事が頭をよぎるって事だからね。そういうのは最近の作品にしか起きないよね」
「まあ、百年以上も昔の作品に対して、作者の顔がよぎるって事は無いだろうな」
これは無いだろうな。そもそも作者の人となりを知りえる状況というのが滅多に無い。
「よぎるも何も、そもそももう生きていないだろうからね。百年も昔になったら」
「知らない人間のイメージなんて沸くわけもないか」
作者がすでに亡くなってるというのは、十分あり得る話なわけだな。




