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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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普通はその状況にならない

「まあ、聖人君子だから尊敬を集めるのか、尊敬を集めてるから聖人君子と呼ばれてるのかはわからないけどね」

「それは流石に前者じゃないのか? 芸術家が聖人君子と呼ばれる事なんてそうそう無いと思うが」


 いくら何でも何から何まで全面的に評価されるのは盲信に片足突っ込んでるように見えるが。


「そりゃあ、芸術家はそういうのとは無関係というか……程遠い人も珍しくないからね」

「やっぱり人格に難のある芸術家は多いか……」


 まあ、これは芸術家に限った話じゃ無いな。英雄色を好むじゃないが、偉人とまで呼ばれる人間には、少なからず常人離れした部分があったりするわけだ。


「まあ、自分の内面とか価値観とか、そういう部分を伝える能力が高いわけだからね。人格は関係ないと言うか、むしろ苛烈な方が伝わりやすいとかがあるのかもね」

「作品と作者は分けて考えるべきって言葉もあるくらいだからな……」


 そもそもの話として、どういう作品にしたって作者の人となりを知れる機会なんてそう多くは無いからな。そういう意味では作品と作者を分けて考えると言うのは、かなりかなり特殊な状況を前提にした言葉だ。普通、重ねて考える状況に出くわさない。

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