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その道の天才
「どこかで頭打ちになるわけか……」
「まあ、その天井が半端じゃ無く高い人もいるから恐ろしいんだけどね」
「最終的には店で売ってるものとは比べ物にならない魔導書になるわけか」
「そこら辺の店で売ってるようなレベルの魔導書なら、比較的楽に超えられるね。ただ、金さえ出せばもっと良い物が手に入るし、糸目をつけないで手に入るレベルを超えるには一流の魔術師が何十年もかけて作る必要があるね。そしてそこまでする魔術師なんて滅多にいないね」
そこまでするくらいなら最初から高級路線で魔導書を作った方が良さそうだな。
「逆に言えば金さえあればそのレベルの魔導書が手に入るわけだからな……要はそのレベルでさえ安定して制作する事が出来るってわけだ」
「まあ、一流の魔術師が一流の魔導書を作れるかって考えたらそんな事は無いからね」
求められる技能が違うからな。何でもかんでもオールマイティにこなせるタイプの天才ばかりでは無いってわけだ。
「そっち方面での才能が必要になるわけだな。そして、その方面での天才が本気で魔導書を作れば、金の力で手に入る領域を超えられると言うわけだ」
まあ、金を出せば手に入る魔導書だってその道の専門家である天才たちが作成しているわけだからな。これを超えるのは凡人ではそりゃあ無理な話というものだろう。




