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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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どこから飲み水が流れるのか

「なるほどな。そもそも武器以外としての使用方法があるのか。そりゃあ手放せないわけだわ」

「魔力さえあれば最低限度の生存は可能だからね。実際、そういうサバイバル性能に重点を置いた魔導書や杖も結構売ってたりするし」

「そんなものまであるのか……」


 少し意外に思ったが、考えてみれば当然の話だな。戦闘と生存、どちらが重要視されてどちらが使用頻度が多いかなんて自明の理だ。


「長旅をした事ないんじゃ知らないのも無理はないかな。それに聞いた話じゃ、他の武器にも似たような魔法を搭載して売ってたりするらしいよ? 流石に実物を見た事は無いけど」

「飲み水を生成する剣があったりするのか? それ、どこから水が流れるんだ? 武器としては刀身から水が流れるのが合理的だが……それを飲み水にするってのは色んな意味で憚られるだろ」


 敵を切り裂けば、当然刀身には血肉や脂がこびり付く。その汚れを水で洗い流すと考えれば、合理的な武器と言えるだろう。精神衛生上だとかそういう点に眼を瞑ればの話だが。


「そこはちゃんと考えてるんじゃないかな? じゃないと買う人いないでしょ」

「まあ、それはそうか」


 よほどの蛮族でもない限りは普通は気にする部分だよな。……と、言うより、価格に雲泥の差が出ない限りはそういう衛生上の問題をクリアしたものの方が売れるんだから企業努力を惜しむ理由が無いわけだな。

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