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~ 鬼 道 師 ~   作者: MiYA
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3/4

~ 肝 試 し ~

其から 七日過ぎた頃 …


正吉 は


「あの家の様子を見て来い!肝試しだ!」


と 正吉に頭の上げる事の出来ない


小作人 の 息子達に 言いつけた …


村 の 五人の若者達は


嫌とは言えずに 山奥へと向かった …


家の前で 五人は 顔を見合せ


ゴクリッ!


と 唾を飲み込み 頷き合うと



「せぇ~のぉ~っ!!」



と 声を合わせ


引き戸の前にある 囲いを取り払い


ガラガラッ !


と 戸を開けた …



シ ~ ン … と


静まり返る 家の中 …


突 然


天井から バサッ!


と 黒い塊が 落ち


一人 の 男の 喉を 噛み千切った …


ブシュー ー ッ !!


と 真っ赤な 血飛沫が舞い散り



「ヒィ~ !ヒィ~!!」



と 三人の若者が逃げ出した…


一人の若者は 腰を抜かし …


尻と足を使い 何とか 後退ろうと もがいていると …


童子が


真っ赤な目 と 真っ赤な口を開け


ニタァ ~ っと 不気味に笑い



「オイ … 正吉ハ ド ウ シ タ ? 」



と そう聞いた …


ブルル ブルル と


若者は 首を横に振り


「しっ …知らない … み みみ 見て来いって言われた … たたたた … たっ 助けてくれ !!」


と ズリズリ と 若者は


抜けた腰を 引きづり 後退った …



「ソウカ … 其ハ … 悔シイゾ !!ウッキャキャッ!」



童子 は いきなり


若者の 左足に 斧を 振り下ろした



「ギッ イ ヤ ァ ア ー ア ー ア ー !!」



腰を抜かした


若者 の 悲鳴 は 村へと 急ぐ


三人の若者達の 耳にも響いた …


三人 は 一度


立ち止まり振り返りはしたが …


戻る 度胸は無く …


再び 村へと 走り出した …


無事 村 へ 辿り着いた 三人は


直ぐに 正吉 の 元へ行き


今 起きた 全てを 話し聞かせた …



「アッハハハ ! そんな事がある …も…ん… か … あっ ! 何 だ ! うわぁ~!!」



話しを 聞き終えた


正 吉 と 若者達三人の 腕 や 顔 に


次々 と 水 疱 が 表れ


ぷくぷくっ と 膨らんだ …



バタンッ! バタッ バタンッ!!



正吉 も 若者達三人も


その場に倒れ 意識を失った …



一昼夜 眠っていた 正吉 が


目を覚ますと …


父親の 定吉 と 母 の トミ が


心配そうに 正吉を 見つめていた …



「正 吉 !!」



父 と 母 の 声が 聞こえた …


「峠は 越えたようだ … 」


と 医者の 声だろうか ?


正吉 の 瞼は 腫れ上がり


よく 見えず …


正吉 は 顎を上げて


辺りを見回した …


正吉 は ポカンとした顔をして …



「あれ 三人は ?」


と そう聞いた …


トミ は 俯き シクシクと泣いた …


定 吉 は 首を横に振り


「駄 目 だ っ た … 」


と 辛そうに そう応えた …



「駄目 ? 駄目って 何だ? 死んだのかっ? 」



正吉 は 定吉 に 聞いた …


定吉 は …


「あぁ … 」


と 首を 縦 に動かし 俯いた …



正 吉 は ガタガタ と 躰を震わせ


「嫌だぁ~! 俺も死ぬ! 俺も死ぬ~!次は 俺だぁ ~!!」


と 頭から 布団を 被って 躰を震わせた …


息子 の 様子に


定吉 は 正吉 の 布団を剥ぎ取り


「 訳 を 話 せ ! 正吉 ! 」


と 責め寄った …


正吉 は 泣きすがりながら


洗いざらいを 定吉に話した …

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