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second world  作者: 要 武子
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二日目

丁度月が真上に来た時、奇妙な音を聞いた。

耳を凝らすと人の声のようだが、どうも言葉には聞こえない。

異国の言葉なのだろうか。

我々の隣国の言葉の「va」の発音のように聴こえる。

ただ姿は確認できない。

夜明けまで待つことにしよう。


東の空が白み始めた。

未知の土地で寝ると危険だから当然寝ていない。

ものすごく眠い。

木の下を見て安全を確認するとゆっくり降りていった。


しかしもう少しで降り終わる頃、もう一度確認すると、人影のようなものが見えた。

地元の人だろうか。

そう思っていたのも束の間だった。


日にあたっていた「彼」は燃え始めた。

文字通り燃え始めたのだ。

「彼」は灰を出さずに燃えていった。

そしていなくなった。


あまりに急なことだった。

彼らは私のいた世界のゾンビのようなもののようだろう。

距離をおいてからこの世界を探索してみようと思う。

何もしないなんてつまらない。


周りにあるのは木と海と池と鶏とがいる。

当分は鶏で何とかするしかなさそうだ。

そうとなれば狩りだ。


近くに洞窟を見つけた。

だが、思ったより手前で終わっているようだ。

ここを仮拠点としよう。


少々大きめな石を床に打ち付け破片を手に入れた。

この破片を木の皮で棒にくくりつけてやりにする。


なかなかの強度で簡単に鶏がとれた。

近くの森から木を拾って来た。

さてどうやって火をおこそう。


小さい頃見たテレビでやっていた木と木を擦るって摩擦で火をおこすことにする。

かなり時間がかかったが、火をおこすことに成功した。


今日はここで寝ることにする。

何かが入ってこないように長い木の枝で格子を作った。

気休めにしかならないが、体を休めるくらいならちょうどいいだろ。

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