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第2話.遠藤サヤカと話したい

「…俺の名前は石原アヤトって言って…えっと…好きな食べ物は、肉…とか。こんな感じで、言ったりとか…できる?」彼女は少し気まづそうにそっぽを向き、首を小さく振った。も、もしかして俺が嫌いすぎて自己紹介をしたくないということか!?で、でも話すのはOKっぽいし…内容が駄目なのか?困惑している俺を見て彼女は少しだけ口を開いて言った。「…な、名前だけなら…」


「わ、私は…遠藤サヤカと言います…」とっても小さな声で今にも消えそうだけど、俺はしっかり聞きとった。「え、えっと…もう少し話す?」彼女は嬉しそうに頷いた。


「えっと…何を話したいとか…ある?」彼女はとても困惑してあちこちを向いていた。自分から話題を出すのは苦手なのかもしれない。名前はよくて好きな食べ物は駄目…なら、「好きな教科…と、嫌いな教科は?」彼女はこちらに目線を向けて小さな口を開けた。「…嫌いなのは英語です」…好きなのは話さないのか。「俺は数学が嫌いかな」もしかすると、自分の好きなものは話したくないのか?「じゃあ、苦手な事とかは?」彼女は一瞬戸惑ったような顔をして固まったが、少し考えて話し始めた。「…苦手の反対を話すこと…」


「苦手の反対?……好き?」「…」彼女は小さく頷いた。何となくわかっていたけど、好きなことについては何故話したくないんだろう。触れない方がいいのかな。そう思っていると彼女は口を開いて話し始めた。「…わ、私は…人に…苦手の反対を言うのが…出来なくて…」俺は驚いた。苦手の反対…つまり、好きを言葉にできないとは。理由は聞かなかった。でも、彼女をことを、もっと知りたいと思ってしまった。「えっと…じゃあ、探そうよ」「…え?」困惑した彼女を見て、俺は何も考えずに、何故か勝手に口が動いてた。「好意を伝えれる方法をさ」


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