Side Zip Off 外伝2. 美女たちのおしゃべり
Side Zip Off 外伝2. 美女たちのおしゃべり
# (1学期初め)静かな平日午後、キャンパス内の静かなカフェテラス。
日差しは柔らかく、風は少し涼しい。
一年のときに何か“事件”を起こしたという白い小魚みたいな噂の私、
誰かが触れれば折ってしまうという野生女子リカ、
真っ白な肌で芸能人並みに清純セクシーな美女サヤメ。
三人が並んで座っているだけで、
周りのテーブルは静かに息を潜めていた。
この組み合わせは変で、怖くて、気になるものだった。
通りすがりの学生たちがチラチラと見ていたが、
彼らは全く気にしない。
美女二人が並んでコーヒーを飲むだけで、
すべての人の視線を引くのに十分だった。
「お姉さん。」
「ん?」
サヤメが無心にコーヒーをかき混ぜながら聞いた。
「BLって何?」
プフッ—!
私は思わずコーヒーを吹き出してしまった。
口の中でコーヒーが四方に飛び、リカが軽蔑の表情で私を見ている。
「…汚い。」
ゴホッ…ケッ…ケッケッ
サヤメは私の背中をトントンとしながらハンカチで服を拭いてくれる。
それでも表情は依然として真剣だ。
「前のクラスメートから聞いたけど、男同士で愛し合うことだって。
攻め?受け?そんな概念があるんだって。」
リカが腕を組んでポツリと吐き捨てる。
「一方が突き、もう一方が受けるんだ。
ある男が別の男を抱くのさ。とても濃いめに」
私はつい目を逸らして頭をかいた。
サヤメは目をキラキラさせて真剣に聞く。
「じゃあ、先輩とリオ先輩はどっちが攻め?」
その瞬間、私は凍りついた。
リカは唇を尖らせて答えた。
「うーん…私の好みではリオ先輩が受ける方かな。
輩先から覆いかぶさる感じね。」
サヤメは静かに想像し、感心したようにうなずいた。
「お…悪くない。」
…おい!本人すぐ前にいるじゃん!?
めっちゃツッコミを入れたくなったけど、
その言葉は心の中で飲み込んだ。
私を受けにしてくれてありがとう…
リオ先輩、ごめん。
私は彼女たちの会話内容に緊張して周りを見回した。
男子たちは顔を赤くして息をひそめ、
まるでドラマの一場面のように彼女たちのおしゃべりを見守っていた。
いや、そんな内容じゃない…
片隅で小さく聞こえたのか
自分の友達にささやく声
「ねえ、BLって何?」
ああ…
ネズミ穴があれば隠れたい。
不思議な三人組は今日も、
静かに神秘的な噂を作り出していた。




