【第1話『始まりの夢』】
こんばんわ、焔伽 蒼と言う者です。
赤なのに青と言う矛盾を愛するただの馬鹿です(笑)
それで早速なのですが、読者様へ事項があります。未来の彼方第1話はSFチックな感じで始まりますが、基本題材は学園モノです。
そしてあくまでも基本が学園なだけで、実はコメディ-色もあれば、恋愛色もありどれをジャンルにしたら良いかぶっちゃけ判らないです(笑)
30分悩んだ末、カテゴリーに全部取り入れてしまおうと言う判断になりました。
そんな優柔不断な僕ですが、未来の彼方を観て頂ければ光栄であります。
尚、携帯で創っているので容量は少ないです。
配信ペースは仕事の問題で週1話を基本にしますが、なるべく2話ぐらいは配信できるように頑張ります!
ちなみに焔伽蒼は「やらかし」大好き人間です^^
これは夢だ。いや、夢であってくれなければ俺が困る。
それは現実から余りに離れすぎている筈なのに、どこかリアリティーがある。
それに、俺の持つ性質上、100%夢であると言う確証を得ることが出来ないのが何よりも問題だと思う。
と言うのも俺、一之瀬光司は、望みもしないのに特異性質を持って生まれてきたようで、その特異性質と言うのが予知夢である。
寝ている時に見る夢が現実に起きる、いや、正確には未来に起きる“何か”
が夢となって視ると言った方が近いか。そんな能力がある。
何がきっかけで予知夢を視るのかは分からない。
ただある時いきなり、夢の中で未来の何かを視てしまうので、正直気持ち悪い力だ。
いや、俺もね。昔は若気の至りってやつで、予知夢を私欲に使えないものか頭を働かせた事もあるけど、それらに費やした中学2年生の1年間が焦燥と化した。嫌な思い出である。
ただ分かった事が3つ程あった。
それは予知夢で視る夢は決まって“嫌な未来”であるということだ。
俺の記憶で一番古いのが小3の時に親に怒られないように隠した0点テストが見つかる予知夢。
その予知夢は朝起きた時、見事に当たった。まさか、寝て起きた直ぐの未来を視てしまうなんてどんな嫌がらせだよと思った。
一番新しいのは1週間前に視た予知夢で、俺が学校へ行く途中で車に轢かれるというものだった。
実際、3日後に酔っぱらい運転に轢かれそうになった。
この時は常に警戒していたのもあり、車を交わすことが出来た。
2つに予知夢は視る先(未来)の時間にバラつきがあり、そして、3つに視た未来を回避することも可能であること。
改めて俺は思う。
この力、使い勝手が悪い!と。自在に視れるならまだしも、ランダムなタイミングにランダムな未来を視るのは難点だ。
どんだけランダム何だよ!
……。……いやしかし、だからこそ、この“今視てる夢”が気になる。
━━━━━━荒廃した世界。
目に見える全てが荒れた砂漠で、いつも強い風が吹いている。
その風は強風で砂漠の砂を巻き上げ砂嵐となり、所によっては砂竜巻まで起きている。
そんなせいか、視界に映るのは茶色く曇った世界。
色別判断等でいったら、茶色しか判断出来ないほどだ。
まさに夢のような世界。だが、俺は“これ”をただの夢のようには見えない。
確証告げる理由がある。俺が予知夢を視る時は、人間の五感と言われる機能がしっかりと感じる事が出来る。
砂埃の鼻にくっつく臭い、肌に当たる砂のチクチクした感覚、これらの感覚からこの夢は予知夢であると判断出来る。
━━━ま、予知夢と言っても“これ”は外れる方のだな。
流石に有り得ない。何で俺がどこぞとも知らない世界の果てのような地にいなきゃなんないんだ。
エジプトとかか?それともサハラか?
どのちみち、ンナ所に行く予定等この先(未来)ありようがない。
漫画の読みすぎだな、これは。
今後は漫画読む時間を減らそうと決意し、とりあえず予知夢が終わる気配もないので、辺りを探索して見ようと考える。
━━━━ここは一体どこなんだ?
俺は呟く。
“ここ”がどこだかは分からない。
さっきも思ったが、エジプトやサハラだったら広大過ぎて探索のしようがないぞ。
それとも、もっと他の、俺の知らない地なのか?
内心モヤモヤしている状態のまま、その世界を歩き出す。
「くそっ…前が見えねえ…」
それにこの砂嵐…ちょっとでも吸い込んだら、喉を詰まらせて死んでしまうんじゃないか、と不安要素もある。
よくある夢で死ぬと現実でも死ぬ的なあれだ。
いかんせん予知夢って能力は未だ未知なところが多い、何があってもおかしくはないのである。
俺は更に歩く。
━━━しばらく歩いていると強風が弱まっていき、砂嵐のような曇った世界が晴れてくる。
視界が良好になってくる、だが俺は知りたくもなかった事を知ってしまう━━━世界の“真実”を━━━。
「……? ━━━!? な…に……っ!」
俺が見た光景……世界の真実……今まで砂嵐のせいで周りを認識することが出来なかったが、強風が収まり砂嵐の無くなった今ならハッキリと見える……。
━━━世界の真実、それは目の前にあった。
「……うそ…だろ……?」
そう目の前に広がっている光景は都市。
砂に埋もれた都市だった。
明らかにビル8階建て以上であろう高層建造物が、砂に埋もれている。
確かに砂漠がある地域等では、砂嵐等によって建てた建造物が埋まってしまう例はある。
だがそれはあくまで、2・3階程度の高さで、それも長い月日を重ねた結果によるものだ。
つまり高層建造物が埋まる何てのは、一体どれだけの月日、いや年月を要すると言うんだ。とても想像がつかない。
「しかも…あれって…」
そしてつい現実から目を背けようとして考えないでいたが、徐々に視界がハッキリしていくに連れ見逃せないモノとなってくる。
額に嫌な汗が流れ落ちる。
「おい、マジかよ……あれって…ランドマークタワー……か?」
そう、そこには横浜のシンボル、ランドマークタワーがあった。
古びた成りに、埋もれた下層部分。
おそらく1階~7階ぐらいまでは、砂に埋もれてる感じだ。
目を疑いたかった。いや、どうせ外れの予知夢だ……心配するようなことじゃない。
そう思いつつも内心では、本当に非現実なのかと迷いを隠せない自分がいて、心が動転しかけていた。
その時、ズズズッ!と地鳴りがする。
「な、なんだ…!?地響か!?」
突然の地響きにより、バランスを崩し地面を転がる。
その際に砂を少し飲んでしまい、むせながらも違和感を感じ空を見上げると、そこには非現実のような光景があった。
空は砂の霧で視界は未だ悪いが、ランドマークのてっぺん、つまり最上層の上に何かの影が見えた。
「!? 何だよ……アレ……!━━━何で“あんなの”がいるんだよ…っ!」
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世界が揺れている。
ゆっさゆっさ揺れている。めっさ揺れている。
そこで俺は意識を覚醒させる。
「なんだ……。揺れているのは俺か」
時計を見ると7時40分だった。
そうか、それで千晴が起こしに来てくれた訳か。
「お兄ちゃん、朝だよー、起きてー、遅刻するよー」
言葉を繋げ繋げで喋る特徴的な癖を持つこいつは、妹の一之瀬千晴。
腰まである雪のような白いツインテール、俺よりも頭一個分ぐらい背丈の小さい体躯をしており、童顔でもあるせいかよく中学生と間違われる本当は高校1年生の千晴が、俺の身体を布団の上から揺すってくれている。
ふむ、どうやら朝寝過ごした俺を起こしに来てくれたようだ。
それはそうだ。学校の始業ベルが鳴るのは9時00分。
場所が横浜にあるだけに戸塚に住んでいる俺は、どんなに遅くても7時50分には出ないと間に合わんのだ。
そして現在は7時42分。うん、遅刻だな。遅刻……。…………。………………遅刻!?
「ヤバい!遅刻だ!」
「だから、遅刻だって言ったのに……」
千晴がむすっとした感じにほっぺを膨らませる。
俺はそんな千晴の可愛らしい仕草に和みつつ現実逃避━━━する暇があるなら、急ぐしかない!
布団から勢いよく飛び出し、千晴には直ぐに行くから外で待ってるように伝え身支度を始めた。
…………何か嫌な夢を見てたような気がするけど思い出せない……それに今は、それ所ではない!
そして身支度をソッコーで完了させて、急ぎ足で玄関へと向かった。
次回へ続く!!
未来の彼方、略してミラカタ第1話はどうでしたでしょうか!?
良い意味でも、悪い意味でも、何かを感じて頂ければ嬉しい限りであります!
あ、やっぱ、悪い意味で嬉しいは違いました。すいません。僕の心はそこまで屈強ではなかったです(笑)
ともあれ1話目は正直話がほとんど進まなかった上に、SF的なノリになってしまいました。次回からは学園モノっぽい内容になっていきますので、よろしくお願いします^^
それと男女比率で言えば男性4割女性6割になると思います。個性的な男に、魅力的な女の子もいっぱい出していこうと思っています♪
ではでは~2話目でまたお会いしましょう。




