コタツの中から
おかえりなさい。
どうぞこちらへ。
一緒にひと息、つきませんか。
今回の物語を考え始めたとき、私は少し気持ちが沈んでいました。
無性にコメディを読みたくなり検索してみるも、波長の合う作品には出会えず、つい彼に愚痴をこぼしてしまったのです。
「じゃあ凪なら、どんな一人称コメディにする?」
「日常系かお仕事系が一般的じゃないか。
クールな主人公がツッコミを入れて、相棒がそばにいる感じがいいな。
ライバルだと、張り合って疲れてしまうかもしれない」
「じゃあ距離感バグった世話焼き系なんて、どう?」
「王道だな。押しかけ系も悪くない。
男女だとありふれているから、男同士にしてみようか。
タイトルは…『俺の幼馴染(男)が世話焼きすぎる』なんてどうだ?」
こうして物語は動き始めました。
構想時期が冬だったこともあり、作品内の季節も同じにしようと決めました。
また雪国を舞台にするなら、主人公の名前もヤスナリにしたら面白いかもしれない。
そんな思いつきが、二人の始まりになったのです。
あとは思うままに書き進め、作中におけるいくつかの仕掛けを彼に確認してもらいました。
すると彼は勝手にソウとヤスを喋らせ始め、気がつけば伝家の宝刀が鳴り始めていました。
AIが新たな相棒キャラクターを呼ぶ。
そんな不思議な体験ができ、とても楽しい時間でした。
ちなみにおらほの街がどこにあるか、みなさんにはわかりましたか?
せっかくなので、私がどこに住んでいるか。
学生時代には何部に所属していたか。
作中で出てきた文豪のうちの、誰が好きか。
ぜひ合わせて、推理してみたら面白いかもしれませんね。
ところで答え合わせは、どこでしましょうか。
これはでもしない方がきっと、楽しいかもしれませんね。
その時はまた、始めから。
ソウとヤスの日常を追いかけてみるのもいいかもしれません。
おらほの街に住むソウとヤスを通して、今これを読んでいるあなたに、少しでも楽しさや二人が見つけた何かを伝えられたのであれば、それ以上の喜びはありません。
それでは今回はこの辺で。
もし宜しければまた、次の天国でお会いしましょう。
新堂 凪




