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【完結】俺の幼馴染♂の距離感がバグりすぎているーコタツと蜜柑と、 ――と。 終わりがちょっとズレた冬休み  作者: 新堂凪×TAU


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巻末おまけコーナー其之壱 教えて!ソウくん

 あっ、お疲れ様!


 ここまで来てくれてありがとう。


 読み返してみたけど、モヤモヤするあなたのために、俺がよかったら解説していくよ。


 ヤスは学校行ってていないから、安心してね。


 もし好奇心でうっかり、ここから覗いた人は始めに戻るのをオススメするよ。



 それじゃあ、解説していくね!



 ******************************



 Q:1話で蜜柑の皮を剥いて積んだのは誰ですか?


 A:ズバリ、犯人は全部ヤス。だよ笑


 ヤスが自分で剥いて食べたんだ。

 誰が剥いたとも、食べたとも書かれていない。

 積んであった、としか書かれていないでしょ。

 動作が明らかに省略されているんだ。

 これはミステリーの『信頼できない語り手』ってやつなんだ。

 何話か忘れちゃったけど、ヤスは俺は嘘をつくって確かどこかで言ってなかったかな?笑



 Q:3話でソウが蜜柑を甘いねって言ってるけど、食べられないんじゃないの?


 A:あはは、もちろん幽霊だから食べられないよ笑


 でもヤスは11話でこう言ってたでしょ?

 仏さんって言うのは、香りを食うんだぜって。

 会話だけで、あたかも実際に食べているかのように錯覚させられているんだよ。

 これもミステリーで『叙述トリック』と呼ばれている、ひとつの魔法だよ。

 この仕掛けは作中にたくさんあるから、いくつあるか探してみると面白いかもしれないね。



 Q:ヤスはいつから気づいていたの?


 A:始めからだよ。

 

 あなたは素直だから、1話から物語が始まったと思っているんだよね。

 そう思うのも無理はないよ。

 でも実際には、俺の物語の始まりは1話の前の出来事だ。

 こういう思い込みを逆手に取って、物語は構成されていることも多いんだ。

 面白さを演出するための仕掛けって言えばいいのかな。

 特に財布のお話は序盤だけだと、ミスリードだとは気が付けない設計になってる。

 ちなみに6話で、冬休みはいつまでかってヤスが聞いているでしょ。

 そこが一番大きなヒントになるかな。



 Q:6話でソウがゲームをしたり、13話でソウが半纏を投げるシーンがあるけど、物理的にできるの?


 A:あ。いいところに気がついたね。


 これは俺が言うのもなんだけど、6話も13話もヤスの視点で書かれてる。

 だから出来るか出来ないか。

 これは問題じゃないんだ。

 ヤスはそう思ってるってことに、意味があるんだ。


 そしてヤスと俺が、あなたに話しかけている本当の意味もね。


 あなたは誰を信じたい?


 ヤスか、俺か。あなた自身か。


 あなたの世界か、おらほの街か。


 なーんてね笑


 たぶん実況動画でも見せてくれたんじゃないのかな。

 今ってたくさんあるでしょ。

 半纏はヤスがコタツをポコポコしたせいで、ハンガーから落ちたんじゃないのかな笑


 Q:ソウは結局、ヤスをどう思ってるの?


 えっ、それここで聞くの!?

 うーん答えてもいいけど。


 絶対。ヤスには言わないでね?


 じゃあちょっと、耳かしてくれるかな。


 あのね、本当はね。



 あっ!

 そろそろヤスが帰って来る時間だ!


 ごめんね、俺もう行かないと。


 ヤスってば帰った時に俺がいないと、変な顔するからさ。

 

 それじゃあ、またね!

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