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導きの神様

作者:夕月夜
大学に入学して一年目の秋、城咲翡翠は祖母・城咲桜を亡くした。

桜は翡翠に生きる知恵だけでなく、この世のものではないとされる存在について、語ってくれた。
御伽噺のような話に、翡翠以外の誰もが桜を悪様に言ったが、翡翠はその話を好ましく思うと同時に、桜のことをとても大切に想っていた。

結局、桜の死から一ヶ月経っても、翡翠の世界は色を取り戻さなかった。


何に対しても興味が持てなくなっていたそんなある日、ほんの出来心から、翡翠は桜に近づくな、と警告されていた神社に足を踏み入れてしまう。

いつも通り過ぎるだけの神社は、翡翠が想像していたよりも遥かに広い参道と、大きな社が鎮座している、規模の大きな立派な神社だった。

その様子に、翡翠は首を傾げる。

『側から見たら、こんなに立派なお社があるようには見えなかった』

狐につままれたような心地を抱きならが境内を散策していると、突然、視界に男性の姿が飛び込んできた。
ぶつかりそうになり咄嗟に謝った翡翠は、その後すぐに、男性の浮世離れした美しさに目を奪われることとなる。

桜とは旧知の中だと話すその男性は、一方的に翡翠にとある事実を突きつけた。


「貴方には危機が迫っているので、これから約一年の間、貴方を監視させていただきます」
「それ、本気で仰っていますか!?」




昔々、そのまた昔。

まだ人間と神々が一緒に暮らしていた頃、一柱の神が生まれた。
白い肌に赤い瞳を持つその神は、太陽神天照大神よりある使命を与えられる。

幾度となく使命を全うし続ける中で、一人の少女と出会った。


これは、途方もないほど長い時間を過ごす一柱の神と、その神の時間に彩りを与えることになった人間との、出会いのお話。

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エピソード 1 ~ 100 を表示中
語り部
2023/05/17 09:24
第五章 長月の真実 その1
2023/09/25 09:07
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