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DATA ALPHA.095
「オクシー!さっさと逃げるぞ!」
オクシーと呼ばれたその者は、巨大なコンピュータで壮絶な攻防戦を繰り広げていた。
「チッ……ここも封鎖ですか」
「何やってんだ!さっさと逃げるぞ!」
「まだです!まだ残ってる人がいます!」
「んなもん後から助けりゃいいだろ!死んじまったら叶うもんも叶わなくなる!」
「僕は彼らのその「叶うもん」を守ろうとしているだけです!このままでは彼らが死ぬ運命はほぼ避けられません!」
「クソッ!やっぱ無茶だったか……いや、違う」
オクシーに話しかけていた彼は、ふと立ち止まった。
「何か分かったんですか?ヒドロ!」
「ああ……何も突破口は一つじゃねえ。わざわざ外界に出る必要はねえんだ」
「つまり……?」
「俺等はこっから出る必要は無い。オクシー、お前が監視を欺き続ければな!」
「へえ……ヒドロ、そりゃあまた随分と豪胆な」
「元からだ!一度退避すれば、助けるのも容易になる!さっさと行くぞ!」
「ヒドロは、いつもそうですね。迷いがない」
「一週間前か……」
「数年前のことのように感じますね。じゃ、そろそろ取りかかりましょうか」
「ああ。そろそろ俺らが参戦する頃合いだ」




