国鉄
僕は、思い出しながら線路伝いに駅の方へ、なんとなく歩く。
その頃の国鉄は、貨物を扱っていたから
少し大きな駅には、貨物列車の入れ替え設備があったし
蒸気機関車は前後があるので、方向転換の転車台があった。
どこにでもあった。
その、貨物入れ替え線があって
工場への引き込み線、と言って
貨物輸送の為の線路が引いてあった。
そこを、よく登校の時近道として使う人もいたっけ。
危ないので禁止だが、列車が通る時間はみんなわかっているので
通らない時は大丈夫。
通ったとしても、ほとんど停まっているくらいゆっくりなので
見かけたら避ければいいだけだった。
ゆーっくり、蒸気機関車が近づいて来ると
とても暑くて、驚く。
黒い、石炭の燃える匂いがするが
いかにも非効率な感じがする(笑)生き物のようだった。
無駄、と言うか
元々経済そのものが無駄を作って消費して
そのお金の流れで全体の価値(円の)が決まるのだから
それで良かったのだが
日本の政府が、外国に金融を解放してしまったので
そこに、貧しい外国の人がお金儲けにやってきて
そのせいで、日本が貧しくなってしまったのだけど
日本企業を外国人が買い、日本人に過酷を強いる。
日本の法律を無視し、である(から、法的に制裁すればいいのだが)。
この頃は、まだそんなことも無かった。
いい時代だったのだ。
蒸気機関車が無駄で、熱効率が6%でも
それで石炭産業が潰れなければ、使う意味があると
国が判断する。
国鉄職員は、転職が難しいし
戦争の時、兵隊さんが帰ってきて
沢山、国鉄で働いた。
郵便もそうだった。
無駄だと思っても、それも国民への福祉なので
残した(が、その組織を使ってお金儲けをする悪い人が
増えたので、潰さざるを得なくなったのだが)。
その、全体を含めて日本円360=1$で
間に合せていた時代である。
貿易企業がわがままを言わなければ、それで
安定していたのだが。(例えば日本円が120円になれば
1$で買えるものは120円でいい事になる)。
全部不安定になってしまったのだ。




