26.ヒュー・ジャックマン主演「ひつじ探偵団」(2026)
映画を見るのは好きなんですが、最近洋画も邦画も長尺化が激しく、2時間半以上座ってるのクソだるいんじゃが…と遠のいていた昨今。
なんと上映時間109分! 2時間切ってる映画「ひつじ探偵団」に心惹かれ、ぶっちゃけ配信で十分なタイプな映画よね…と思いつつ、行ってみたのでレポでございます。
「ひつじ探偵団」公式サイト:https://hitsuji-tanteidan.jp/
イギリスの田舎町で、愛するひつじたちと共に一人で暮すひつじ飼いのジョージ。彼は毎晩、たくさんのひつじたちに探偵小説を読み聞かせています。
彼らが物語を理解し、その時間を楽しみにしていることも知らずに・・・
ある日、そのやさしいジョージが死体で発見されます。これが事故だと信じようとしないひつじたちは、最も賢いリーダーのリリーを筆頭に、老若雄雌!?のひつじたちが結束して捜査を開始!
手がかりを追ううちに、ジョージには47億円の巨額な遺産があったことが発覚!
みんな、みんな、あやしい!果たしてひつじたちは犯人を見つけ出し、愛するご主人の無念をはらすことができるのか??(以上、公式サイトのあらすじ)
いやー、良かったです!!
行く前は、開幕死んじゃうご主人様を、ヒュー・ジャックマンが演じるとか、無駄遣いもええとこでは??と思っていたのですが、彼じゃないとダメですわ。このご主人様。
臆病で、繊細過ぎるあまり、辛いことを忘れてしまいがちな羊たちが、それでも頑張って事件を解決しようとするのは、優しいご主人様に愛されていたからこそ。
傷ついた羊を肩に担いで、怒りを秘めつつゆったりと歩んでいく姿とか、むしろヒュー・ジャックマンじゃないとあかん!!
<良かったポイント>
・思いの外、がっつりやってるフーダニット!
ご主人様のジョージ、毒殺されてもうたんですが、トレーラーハウスの中で客を迎えて一緒にお酒を飲んだ風なのに、遺体が見つかったのは外。
そして手のひらに謎の染料がついている…のがポイントなのですが、それはさておき、彼は羊の治療薬を開発&大手製薬企業に売却しており、なんと遺産が47億円もあったとかで、大騒動に!
怪しいのは、以下の人々。
レベッカ:出生時に養女に出されたジョージの娘。南アフリカに双子の兄がいる(名前忘れた)
ベス:宿屋の主人。東洋系。ジョージとなんか曰くがあるっぽい
ケレイブ:ジョージの地所を半分借りてる羊飼い。ジョージになにか提案しては、断られていた模様
ヒルコート牧師:ジョージとなんか揉めてた模様
ギルヤード:肉屋。これもジョージとなんか揉めていた模様。
ジョージの弁護士リディア、新米記者のエリオットも、そのへんをうろうろしてたりするんですが、なにはともあれ捜査しなきゃいけないデリー巡査は、殺人事件の捜査経験はゼロ!
ド田舎なので応援もなく(このへん、リアリティ・レベルががくんと下がってますが、羊が活躍するためにはしゃーない…)、なんとか犯人を挙げて上部組織に引き渡さなきゃいけないのですが、もう見るからにへっぽこ!
なお、横溝映画ではないので、「よしッ わかったッ!」は、しません…
・キャラが濃すぎて、秒で見分けがつくようになる羊たち
リリー:探偵役。読み聞かせしてもらうミステリの解決編の2章前から犯人を当ててくる羊。私の作品だと、登場人物揃ったところで全部当てられそう…
モップル:羊たちの中で、唯一忘却することができない。彼の哀しみとかマジで染みるわ…
セバスチャン:孤高の羊。群れから離れた岩場で立ってる姿、かっこいい。いやもうほんとね…(以下バレがアレなので語れませんがががが)
クラウド:美毛の羊。ふわふわ
リッチフィールド卿:羊たちの長老格。声はパトリック・スチュアート。わたくし、元スタトレ民なので、ジャン=リュック・ピカード艦長役が印象深いのですが、お元気そうでなにより。
ゾラ:質問しまくるちびっこ
ウールアイ:眼に毛がかぶさりまくり
冬生まれ:普通は春に生まれるのに、冬に生まれたばかりに群れからハブられている仔羊
オリバー・ピクルス・デイジー:元気な仔羊三匹組
ロニー&レジー:脳筋双子兄弟。マジで脳筋。脳筋キャラって、このくらい脳筋じゃないとダメだって反省しました。
・脚本がテンポいい
なんといっても2時間切ってますからね…
羊視点の場面では羊がめちゃくちゃしゃべり、人間視点の場面では羊はただの羊なんですが、その切り替えもギミックとして面白かったと思います。
・細かい演出が効いている
たとえば巡査がパトカーに乗り込むシーン。
彼、背はすごく高いひょろっとした人なので、車がちっさすぎるんですよ。
そんで、わたわたわたわた無理くり乗り込む様子で、もう秒でこいつポンコツやなってわかります。
そういう、絵と演技で説明する部分がいい感じでした。
・基本はコメディ、でもしんみりしたり、せつなかったり+色々考えさせられる展開
日本の映画館では、珍しく、ちょいちょい笑い声が漏れておりました。
羊たちがかわいいので、わちゃわちゃ見ているだけで楽しいのですが、なんといっても殺人事件の捜査なので、色々大変な、辛い展開も来るんですよ。
そのあたりにも、見せ場がある映画です。
とにかく、ウェルメイドな映画でございました。
キャラクターの描き分け方、羊同士の関係性とかめちゃくちゃ勉強になった気がします。
原作はかなり違う話らしいので、そっちも読んでみるかな…
そんでこの作品、制作にAmazonが入っております。
ということは、配信はほぼ確実にAmazon Prime Video独占の予感。
別に凄いスペクタクルがあるわけでもなく、お話楽しむだけなら、配信でいいかなという感じの映画ではあるのですが、アマプラ民以外の方は、映画館でご覧になるしかしか…!
現時点だと、各地のイオンシネマ、TOHOとかで上映しているようなので、ぜひお早めに!!




