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イマジナリーフレンドですが、異世界で実体化しました。〜偽物だった俺たちが、本物になるまで〜  作者: 老狼肉


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番外編1 ガルダの話

 街に買い物に行った帰りに人間が倒れてた。


「平気?」


 私は声をかけてみる。

 気を失ってるみたいで返事はない。

 見たことない服を着てるけど、

 なんだろう……


 どうしよう。

 でもこんなところに放って置けない。

 私は人間を家に運んで、寝かせてあげた。


 目が覚めるまで待とうかと思ったけど、

 武器の素材を集めないと……


 私は人間を置いて、近くの山に素材を集めに行った。


 数時間が経って、かなりの量の鉱石が取れた。

 帰ろうとすると、途中で鉱石猪を見つけた。


 鉱石猪は珍しい生き物で体から生えてる鉱石は

 とても価値が高く、

 街で売れば少量でも20ゴールドくらいになる。


 これはチャンス。

 自然と口角が上がる。


 持ってた鉱石袋をその場にそっと置き、

 バレないように鉱石猪に近づいて、飛びかかる。

 鉱石猪は大暴れするけど、私の力の方が上。


「ごめんなさい。

 少しだけだから。」


 鉱石猪に謝り、背中の鉱石をもぎ取り、

 背中から飛び降りる。


 鉱石猪は慌てて逃げ出した。


 申し訳ないことをしたけど、

 これで少しはお金が返せる。


 そう思い、鉱石袋を置いておいた場所に行くと、

 鉱石袋はなくなっていた。


「なんで?」


「アホー、アホー」


 上空から鳴き声が聞こえ、上を見上げると

 私の上にはコレクタークロウが飛んでいた。

 コレクタークロウはキラキラしたものを集めるカラス。

 巣を集めた物で装飾する変わった生き物。

 よくみると私の鉱石袋を持っていた。

 コレクタークロウは私の方を見て、


「アホー、アホー」


 と鳴きながら、

 私の頭にフンを落としてきた。


 許せない。

 いつもの私なら諦めてたけど、

 頭に血が上ったからコレクタークロウに投げつけた。

 手に持っていた鉱石を。


「あっ。」


 コレクタークロウは

 その鉱石をうまくキャッチして

 そのままどこかに飛び去っていく。


「……泣きそう。」


 お父さん、お母さん。

 私、頑張ってるよ。


 全てを失った私は水浴びをしてから、

 家に帰ることにした。


 水浴びをしながら私は考え事をする。

 人間が起きてたら、助けたお礼に働いてもらおう。

 無給で。

 

 ……冗談。

 

 …………多分。

「これは、セカイが目を覚ます前の話。」


「私は昔から運が悪い。

 でも、セカイと会えたのは幸運の始まりかも。」


「状況が良くなったかはわからないけど......

それでもとても楽しい。」


「この話が面白いと思ってくれたら、

 感想やブックマークをしてほしい。」


「じゃあ、また次回。待ってる。」

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