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ダンジョンコアに懐かれた結果、外に出られなくなりました  作者: 末野愛


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20/28

第20話。……ダンジョンコア?!

 ルナウの後に続いて出た外は、広い空間になっていた。

 その広さにぽかんと口が開く。もしかすると、ダンジョン横の出張所より……いや、ウィンドブレイクのギルドよりも広いかもしれない。

 ドンッと背中を叩かれ、ハッとする。

 隣を見ると、ルナウが楽しそうに笑っていた。


「ビックリするのはまだ早いって!

 でもたしかにビックリするよな。メトラもはりきったなぁ」

「……はりきったってなにが?」


 その言葉に首を傾げると、ルナウはなんでもないことのように言ってきた。


「さっきまでこんな空間なかったからさ。

 いや、ほんとすげぇよな」

「…………は?」


 なんですと?


 唖然とする俺を見て、ルナウは肩をすくめた。


「さっきまで通路だったんだよ。それがコレだ。

 はりきったに決まってるだろ」

「え、いや……は?」


 さっきまで通路だった? 嘘だろ?! ただの広い場所になってるじゃん!


「『はりきった』レベルじゃねぇだろ?!

 どんなボスだよ!」


 おもわず叫ぶと、ルナウが「は?」と声を上げて目を丸くする。


「メトラはボスなんかじゃねぇぞ?

 ……いや、でもある意味ボスなのかな?」


 そう言って、今度は口に手を当てて考え出す。

 いや、そうじゃなくて……!


「こんな地形変えられるようなモンスターがいるってのかよ、ここには!

 それがボスじゃねぇってどういうことだよ!!」

「? メトラはモンスターじゃねぇぞ?」

「モンスターじゃなきゃなんだってんだよ! こんなことできるのおかしいだろ?!」

「いや、おかしくないって!

 だってメトラはダンジョンコアなんだからさ」

「…………はい?」


(……ダンジョンコア?)


 聞いた言葉が理解できない。

 ぽかんと口を開けば、ルナウがハッとしたように口を押さえた。

 途端に、


「ぎゃん!!」


 結構大きい岩が落ちてルナウの頭を直撃した。

 バタリと倒れたルナウに、俺はなんの反応もできなかった。

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