修羅場は市場で爆発する。王女と女騎士の猛烈なる「私も!」
お疲れ様です!
前回、リアナさんとの「市場デート(仮)」がバレてしまったカイ。
嫉妬に燃える二人のヒロインが、ついに実力行使に出ます。
なんでも屋、まさかの休業危機!?
「……主。答えろ。なぜ、リアナと二人きりで市場にいるのだ?」
「……カイくん、説明が必要ね。私たちのいない隙に、抜け駆けなんて良い度胸だわ」
市場の真ん中。
セレスティーヌ王女とアイリス団長から放たれる凍てつくようなプレッシャーに、周囲の買い物客たちが次々と退避していく。
「い、いや、備品の買い出しですよ。リアナさんが手伝ってくれるっていうから」
「ほう。私を誘えば、騎士団の若者を百人は動員して運ばせたものを。わざわざ二人きり……。主、私に隠れてそのような楽しみを知っていたとはな」
アイリスがギリ、と奥歯を鳴らす。
一方でセレスティーヌは、リアナが俺の腕に絡みついている箇所をじっと見つめていた。
「リアナ……。その腕を今すぐ離せ。不敬だぞ。主の右腕は、私の『しおきゃらめる』を口に運ぶための聖域なのだ」
「あらセレス、カイくんは私の荷物を持ってくれているだけよ? 運ぶついでに、ちょっと寄り添っているだけ。……ねえ、カイくん?」
リアナがさらに腕を密着させてくる。火に油を注ぐとはこのことだ。
「……もうよい。主よ、罰だ。明日は私と、王宮の温室へ来い」
「はあ!? セレス、それは職権乱用よ! ならば私は、主に最新の訓練用具を選んでもらう名目で、半日拘束させてもらう!」
市場のど真ん中で、国宝級の美女たちが俺の「翌日の予定」を奪い合い始める。
もはや買い出しどころではない。
「……あの、俺、なんでも屋の営業があるんですけど」
「「「休業(しなさい/しろ)!!」」」
三人の声が重なった。
結局、その日の夜は、三人を同時になだめるための「特別指圧コース」を八百屋の箱の上で行う羽目になり……。
俺の指と腰が、営業終了までに完全に悲鳴を上げることになった。
三人の独占欲が止まりません!
「次は誰とデートしてほしい?」
「修羅場もっと激しく!」
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